ヘアケア

撥水毛と吸水毛がに分けられる!女性の薄毛予防にタイプ別ケアの原因と対策

「毎日、スタイリングが大変!」と、苦労していませんか?
きちんとヘアケアをしているはずが、髪の毛がまとまらないという人もいるでしょう。
それは、自分の髪質を一度、見つめ直してみるのも良いでしょう。

実は髪の毛には、撥水毛と吸水毛の2種類に分けられます。
髪質の違う2つのタイプは、それぞれケア方法もが変わるのです。

撥水毛と吸水毛とは

撥水毛→水分をはじく性質をもった髪のことです。

そのため、トリートメントなど外部からの入れる栄養成分が、髪の毛の内部に届きにくい髪質なのです。

また、普段から水分量が少ないこともあり、乾燥状態が続いてしまうことで、髪の毛がまとまりづらく広がってしまい、スタイリングがしにくくなることが特徴になります。

そして、撥水毛の人はクセ毛が多い髪質です。

また、パーマやカラーなどでダメージヘアになってしまいキューティクルが傷むことで、撥水毛は進行してしまうのです。

撥水毛になる原因

撥水毛はもともとの髪質がそうである先天的な場合もあります。

また、ヘアケア製品による髪質の変化で起こることもあるのです。

例えば、コーティング効果の強いシリコン成分を含んでいるシャンプーやコンディショナー・トリートメントを長い間使い続けてしまうと、髪の表面のシリコンが水分をはじくようになってしまうのです。

ヘアマニュキュアをする方いますが、キレイな仕上がりにならないなどありますが、ヘアマニキュアはコーティングしている状態になるため撥水毛と同じような状態になるため、ヘアケアでトリートメントをしたとしても、髪の内部に栄養成分が浸透しにくいのです。

その状態ですと、キューティクルが潤わなく乾燥が悪化していきます。

吸水毛→水分を吸収しやすい髪のことです。

湿気に弱く、雨天などで湿度の多い日や梅雨時期などは髪の毛が広がりやすく、まとまりません。

そして、うねりが出やすい髪質でもあります。

吸水毛になる原因

もともと先天性の髪質であることが多いでしょう。

髪が細くてキューティクルの層が薄いことから吸水毛になります。

髪の毛は、キューティクル・コルテックス・メデュラという三層構造から成り立っています。

キューティクルは細かいウロコみたいになって重なり合っているのです。

もともとキューティクルの層が薄い人は、水分がコルテックスにまで浸透しやすいのです。

良いように聞こえますが、コルテックスが水分を含んでしまうと、膨張するため湿気が多いとまとまりづらく広がってしまいスタイリングが困難になります。

先天性の髪質ではなくても、髪の毛がダメージを受け続けることで、キューティクルが徐々に薄くなってしまい吸水毛になることがあります。

髪の毛を濡れた状態で強く摩擦したりするとキューティクルが剥がれやすいため、ヘアケアはお気をつけくださいね。

撥水毛と吸水毛のヘアケア法

撥水毛と吸水毛は、それぞれ髪質によってヘアケア方法も違います。

撥水毛のヘアケア方法

撥水毛は、健康な髪の毛であることが多いです。

整ったキューティクルで髪の表面を覆っています。

元々適度な油分をもっていますので、スタイリング剤のつけるときは、つけ過ぎないようにしましょう。

多過ぎるスタイリング剤は、ベタつくものもあるため、ベタつきやイヤな臭いの原因になりやすいです。

また、シャンプーは、シリコンなどのコーティング剤が入っていないものを使うことをオススメします。

それは、コーティング剤が入っていることで、ますます髪の毛に水分が行き届かなくなってしまうため、潤わなくなってしまいます。

吸水毛のヘアケア方法

水分量が多い吸水毛は、シャンプーのあとのドライヤーでの乾かし方が大切です。

ドライヤーでしっかりと根元から乾かすことが重要です。

このときに、天然オイルや洗い流さないトリートメントを髪全体に塗ってから、ドライヤーを当てることで、しっとりしますし、まとまりある髪質におさまります。

髪の毛の表面が、洗い流さないトリートメントによって保護されますので、湿気を吸水しにくくなるため、梅雨時期などに髪が広がることがなくなります。

撥水毛と吸水毛では、全くヘアケアの方法が違うことがわかりますね。

自分の髪質を見極めないと、正しいと思っていたケアも間違っている可能性も高くなるのです。

しかし、髪質を見極めると朝のスタイリングも楽になりますよ。

髪を柔らかくするには?

自分の髪の柔らかさをご存知でしょうか?

薄毛や枝毛は気になるのに「髪の柔らかさ」を気にならない方も多いでしょう。髪が硬いと髪が柔らかいで何が良いのでしょうか。

硬い髪と柔らかい髪の特徴

硬い髪と柔らかい髪の大きな違いは「キューティクル」と「コルテックス」にあるのです。

・キューティクル→髪の一番外側にあるウロコ状のような層をいいます。

・コルテックス→ 髪の毛の中にある繊維状のタンパク質でできている層のことをいいます。

また、髪の成分がほぼ集まっている場所でもあります。

細い毛1本にもしっかりとキューティクルとコルテックス、そして中心となるメデュラがあるのです。

硬い髪は?

硬い髪の特徴は、コルテックスの密度も高く、キューティクルの層も厚くなっています。

触って分かるでしょう。硬い髪は柔軟性がなくゴワつきがあり、剛毛でなかなかスタイリングが難しい方もお悩みが尽きないでしょう。

広がりやすいのもどうすることもできなく難点です。

硬い髪はしっかりしているので悪いという訳ではないのですが、柔らかくしなやかな髪になりたいのは憧れでしょう。

柔らかい髪は?

柔らかい髪の特徴は、コルテックスの密度が程よいのです。

硬い髪のようにギュッと詰まっているわけではないため、パーマ液やトリートメントの成分も浸透しやすいのです。

柔らかい髪は細い髪とは違います。柔らかい髪=デリケートではないので、弱い髪とは違います。

キューティクルの層も薄いことから触り心地も良いですし、柔軟性もあります。まとまりやすくスタイリングしやすいのも特徴になります。

硬い髪を柔らかくできる?

硬い髪を完璧に柔らかい髪に変えることは難しいでしょうが、適切なヘアケアをすることで、髪艶やコシのある柔らかい髪に近づけることはできるでしょう。

たまに、不規則な生活や食生活を送っていると、気づいたら「髪が柔らかくなった!」と勘違いする方もいます。

これは髪が細くなっているだけなので髪質は変わったのではなく傷んでしまっています。このことで、薄毛や白髪になりやすいので要注意!

硬い髪を少しでも柔らかくしたいのできたら、「アミノ酸系のシャンプー」を使い始めるといいでしょう。

髪のタンパク質が固まりにくい成分が入っているシャンプーでしっかりと洗い上げることが、髪が硬くなりにくくなり柔らかい髪になります。

アミノ酸系のシャンプーを使ってもあまり効果を感じられない方もいます。そのような方はお風呂上りのトリートメントもオイル系や洗い流さないトリートメントなどにすると髪が潤い、まとまりやすい髪質になります。

自身の髪質を知り、髪質に合ったヘアケアをすることで、柔らかい髪にする、そして保ち続けることが白髪や薄毛予防にも繋がるでしょう。