肌に対しては、誰もが敏感になる紫外線ですが、実は髪は肌の5倍も紫外線を浴びているのです。
肌以上に年齢を語るともいいますね。
人は後ろ髪で判断することが多いため、髪がパサついてツヤがなくゴワツキがあるとしたら、実年齢より老けて見えてしまう恐れがあります。
そんな髪の傷みを招く要因が紫外線です。
肌や身体には日焼け止めを塗っていますが、髪や頭皮はほとんど無防備のままにしていませんか?
髪はほかのどのパーツよりも太陽や紫外線のダメージを受けやすいため、本来は、真っ先に守ってあげるべきなのは、肌よりも髪なのです。
ここでは、髪の傷みを進行させない日焼け後のヘアケアについてお伝えします。
紫外線とは
季節と紫外線量 太陽から降り注ぐ紫外線量は、一年通して同じ量ではありません。
紫外線量が多い時期は、5月〜9月頃までです。
この時期は、肌と同じくらい髪もしっかり対策することをオススメです。
実は紫外線は、冬も乾燥する時期でもあり、肌バリアが低下します。
髪の毛も同じですね。
冬は、夏と違って肌を焦がしたり表には見えないため、気づかないのですが、夏になると一気にシミやシワ、髪でしたら、抜け毛や切れ毛など季節の変わり目から現れるため、原因がわからないコースがあります。
天気と紫外線量について
紫外線は、天気の変化によっても大きく変動します。
快晴に比べて曇り、薄雲、晴雲、曇り晴などは紫外線量は減少します。
しかし、雲があるからといって安心は禁物です。
それは、晴れていない曇りなどでも90%近くもの紫外線が地上に降り注いでいます。
晴の日だけではなく、薄曇の日でも対策しましょう。
紫外線には種類がある
紫外線にはUV-A・B・Cの3つに分かれます。
UV-A 太陽から届く紫外線のうちの大部分(95%以上)を占めています。
UV-Bほど有害ではないですが、長時間浴びた場合、健康影響に繋がりやすいです。
怖いのは、窓ガラスや雲も透過してしまうため、肌の奥まで届いてしまいます。
室内にいても気をつけましょう。
UV-B ほとんどは大気層などで吸収されるのです。
しかし、約5%程は地表へ到達してしまうため、皮膚や目に影響が出やすいのです。
これらは、窓ガラスである程度はカットされますが、日焼け、皮膚がんの原因にもなります。
外にいるときは特に気をつけましょう。
UV-C オゾン層などで吸収されるため、地表には到達しません。
髪が乾燥する原因
肌と同じで髪も乾燥したり毛先がパサつく原因は、さまざまですが、夏の場合、紫外線。
冬場は静電気の可能性が高いです。
なぜなら、紫外線は肌だけでなく髪にも降り注いでいるからです。
それも、髪はほかの部分よりも太陽に近いので、紫外線のダメージを受けやすいのです。
肌ほど紫外線対策ができていない人がほとんどなのも事実です。
それこそが、夏に髪が乾燥することで髪質が悪くなり、ヘアケアが行き届かないうちに冬になると、静電気を引き起こす原因にも繋がるのです。
髪が日焼けする⁈
髪は、紫外線ダメージを受けてしまうとたんぱく質が壊されてしまい、パサつきといったトラブルが起こりやすくなるのです。
また、紫外線を浴びるだけでなく、プールや海などで髪が濡れた状態で浴びてしまうと、たった数時間でもダメージを受けやすいです。
それは、水に濡れている状態が一番髪を弱くするからです。
毛髪の中で酸化が起き、ダメージを受けやすく、紫外線、プールなどの塩素でWパンチを受けてしまい、髪の色素も酸化によって分解され、髪の赤色化を招いてしまいます。
例えば、サーフィンや水泳を楽しむ人の髪の色が明るくなるのも、このためです。
髪にも肌と同じようにメラニンがあります。
肌でいうとシミにするメラニンですね。
髪にとっては髪を黒くしてくれる重要な色素です。
紫外線をある程度は吸収することができますが、髪の表面を覆っているキューティクルにはメラニンが存在しないのです。
そのため、内側に比べて紫外線の影響を受けやすくなります。
キューティクルがダメージを受けてしまうと、髪のツヤが失われ、手触りが悪くなり、乾燥してしまい、切れ毛や抜け毛にも繋がります。
うるおいのあるツヤ髪にして維持するためには、肌と同じように髪を紫外線から守ることが大切です。
髪を傷めにくい乾かし方
しっかりタオルドライ。
ドライヤーを使う時間が短くて済み、髪へのダメージを軽減できます。
近代ではドライヤーでも風量が強いものがあります。
髪が長い人や毛量が多い人などにはダメージを軽減できます。
そして髪をドライヤーに近づけすぎるとさらなるダメージを招くことになるため、ドライヤーを使うときは、髪から30cm程離し、熱が1カ所に集中しないように、全体にまんべんなく風を送りながら乾かすと髪の負担が減ります。
クールダウンがポイント!
日焼け直後の頭皮は熱がこもっているため、冷やしたタオルで頭皮をクールダウンして熱を下げてから、シャンプーをすることをオススメします。
その場合、頭皮をこすらないよう優しく洗い、必ずタオルドライをすることが潤いあるツヤある髪をキープするためには心掛けましょう。
ここで、外出時の紫外線から守るためのケア
UVカットスプレー
肌に日焼け止めを塗るように、髪を紫外線から守るためのヘアケアとして、UVカットスプレーがあります。今は顔と一緒に使えるスプレータイプになっているものが多いため、髪全体に手軽にムラなく吹きかけることができるため、後頭部のケアも簡単にできるのもポイントです。
UVB対策「SPF」
「SPF」とは、紫外線防止効果の目安の値となり、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUVB(紫外線B波)を防ぐ効果指数です。1〜50+までの数値は、何も塗らない場合に比べてUVB波による炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しています。数値が大きい方がUVB波に対する防御効果が高いことを表しています。室内にいて、洗濯物を干すなどの日常生活であれば、SPF20、外出時間が長い日や、外のレジャーを楽しみたい日はだいたいSPF30で十分です。数値が高い分、肌や髪に負担をかけてしまい、余計乾燥を引き起こす可能性にもなります。運動するときやマリンスポーツなどをやる人は、3時間程に一度塗り直すくらいが負担を軽減します。
UVAを防ぐには「PA」
「PA」とは一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表しています。4段階の「+」マークで表示。「+」の数が増えるにつれ、UVAに対する防御効果が高くなります。
冬の間も紫外線はあるため、今は飲むUVがあります。
ご存知でしょうか。
海外では、日焼け止めが禁止されているハワイがあります。
「サンゴ礁や人間の健康、そして海洋生態系の保護を目的とした、有害な日焼け止め製品の使用を禁ずる」というものです。
そのため、日焼け止めが塗れない分、飲むUVがオススメです。
一年中飲むことで、肌・髪もいい効果が得られます。
帽子をかぶる
おしゃれな帽子がたくさん出ていますね。その日のファッションや気分に合わせて帽子を変えることや、ヘアアレンジで工夫しながら楽しむことで、紫外線対策が習慣になります。
傘をかぶる
ヘアアレンジを崩したくない人は、帽子より日傘などをかぶることをオススメします。紫外線から髪を守ります。
以上のことから、紫外線は一年中降り注がれているため、日常の習慣で紫外線予防対策をすることで、肌のシミやシミ、たるみだけではなく、髪の毛の根元にある毛母細胞がダメージやキューティクルが剥がれて乾燥した髪が徐々に改善されます。
髪は肌とは違うため、新しい髪の生え変わりをしないと髪の改善にはならないので、飲むUVをオススメします。
髪や頭皮の老化現象をストップできるようになります。