シャンプーをした後の髪のケアって、トリートメントにコンディショナーにヘアパックどれを使ったら良いの?
お悩みの方もいらっしゃると思います。
そんなあなたに、まずはそれぞれの違いやについてお話ししたいと思います。
また、いつ使うべきなのか、組み合わせて良いのか、使う際の注意点もご紹介します。
違いがお分かりになったら、ご自分の髪に合わせて、上手に使いこなし美髪を手に入れましょう!
Contents
トリートメントとコンディショナーとヘアパックの違いって何?
まえがきに列挙した
・トリートメント
・コンディショナー
・ヘアパック
・リンス
・ヘアマスク
は、大まかに2つに分けられます。
①髪の内部にまで浸透して、髪のダメージを補修してくれるもの
トリートメント
ヘアパック
ヘアマスク
②髪の表面をコートし、滑らかで指通りの良い髪にしてくれるもの
コンディショナー
リンス
になります。
どうですか?あなたの予想は当たっていましたか?
では、一つずつ説明していきます。
トリートメント
髪のケアいえば、今は圧倒的にトリートメントですよね。
髪の内部にまで適度な潤いと脂分を浸透させ、ダメージを受けた髪を修復してくれます。
シャンプーを用いて汚れを洗い落とした髪に塗り込み、数分程度浸透させ、洗い流すだけとお手軽なのものです。
デイリーケアにはもってこいですよね。
ちなみに、トリートメントと一言でいっても、インバストリートメントとアウトバストリートメントの2種類があります。
ただ実は、同じトリートメントと名が付いていますが、それぞれ用途が違うのです。
前者は、シャンプー後の濡れた髪、要はキューティクルが開いた状態の髪に塗ることで、トリートメントの成分を浸透させます。
髪内部からの補修効果が期待できますね。
後者は、ヘアオイルやケアクリームと呼ばれるもので、乾かした後の髪に塗るので、どちらかというと表面をコートするような役割になります。
髪のダメージが特に気になる方は、両方を使うとより効果的ですよ。
ヘアパック
基本的にトリートメントと役割は同じです。
もちろん、配合されている成分に違いはありますが、内部から浸透させる点は同じですね。
ハイダメージの髪を集中補修したいときに使用します。
滑らかでまとまりのある髪にしてくれます。
ただトリートメントよりも、時間がかかるのが難点ですね。
トリートメントと同様に、シャンプー後の髪に塗りますが、それから蒸しタオルを巻くか、シャワーキャップを被り、数分からものにより数十分置くことで、しっかり内部にまで成分を浸透させます。
時間と手間が少しかかりますので、余裕のある時、週1~2回でも十分です。
ヘアマスク
ヘアマスクは、ヘアパックと同じものを指します。
商品名の違いに過ぎません。
コンディショナー
表面をコートすることで、毛先まで滑らかで指通りの良い髪に仕上げてくれます。
内部にまで成分を浸透させるトリートメントやヘアパック(ヘアマスク)とは違い、表面を覆うことに特化したものです。
リンス
リンスは、かつてコンディショナーと同じ、表面をコートするだけのような役割でした。
ただ、どのシャンプーも石鹸成分で出来ていた昭和時代の名残です。
洗い上がりの髪がゴワゴワになってしまうため、指通りを滑らかにするために開発されたのがリンスなのです。
今でも石鹸成分のシャンプーは存在していますが、ごく少数です。
一般的なシャンプーは、洗い上がりに髪を滑らかにする成分が含まれているので、今はリンスの必要はほぼありません。
以上より、それぞれの違いがお分かりいただけたかと思います。
次に、それぞれの特徴を活かしつつ、より美しい髪を手に入れるためにはどうすべきかご紹介したいと思います。
どう使えば良いの?組み合わせても大丈夫?
まずは、フェイシャルケアを想像してみて下さい!
最初に、1日過ごして出た皮脂や汚れを洗顔料で落とし、次に肌を整えるために美容液をつけますよね。
髪もそれと同じです。
最初に、1日過ごして出た皮脂や汚れをシャンプーで落とします。
(髪の土台となる頭皮も、必ず洗わないといけませんよ!)
次に、髪を健やかに保つためのトリートメントをつけるわけです。
ただし、この2つは似て非なることがあります。
それは、肌は細胞を常に活動させていますが、髪は細胞が角化(活動を停止している)状態にあります。
肌はある程度放置していても、自力で活性化させることができますが、髪は外から成分を与えてやらないといけないのです。
放置していれば、ダメージがどんどん進んでしまいます。
ですから、トリートメント等の髪にとっての美容液が必要になるわけですね。
具体的な方法としては、
①毎シャンプー後にトリートメントを行います。
更に週1~2回、時間的に余裕のあるときに、トリートメントに替えてヘアパック(ヘアマスク)をしても良いです。
②ダメージが気になる場合は、①にプラスして、コンディショナーを行います。
または、
①の時に髪全体にトリートメントを行い、特にダメージが気になる箇所だけ部分的にヘアパックを行う方法もあります。
あなたのお好みで取り入れてみて下さいね。
ここでちょっと余談ですが、ヘアパックの始まりのお話をしたいと思います。
実は最初は、美容院で行うトリートメントを用いた丁寧なヘアケアのことを「ヘアパック」と言っていました。
シャンプー後にトリートメントを髪全体に塗り、蒸しタオルで包み込み、30分ほど置いてから、洗い流すことを指していたのです。
ですからヘアパックやヘアマスクは、トリートメントの一種、別名に過ぎないという説もあるわけですね。
それを応用して、ご自宅でセルフケアを行う際も、シャンプー後にトリートメントをつけるだけではなく、蒸しタオルで包み込み、3~5分程度置いておけば、より成分を浸透させることができますよ。
是非お試しあれ!
いかに効果的なトリートメント等の髪の美容液も、注意事項はあります。
きちんと守らないと、効果がなくなってしまう場合もあるのです。
使う際の注意点とは?
何より大切なのは、トリートメント等をお使いになる前に、シャンプーで髪や頭皮の皮脂や汚れをきちんと落としておくことですね。
それにより、トリートメント等の成分が髪の隅々まで行き渡るようになります。
また、トリートメント等は髪の美容液であって、頭皮(皮膚の一部です)の美容液ではありません。
つける際は、頭皮につかないようにし、髪だけに塗るようにします。
数分から数十分置いた後に洗い流しますが、頭皮についてしまうとなかなか落ちません。
仮に頭皮に残ってしまったとしたら、酸化して雑菌の温床になり、炎症を引き起こしたり、嫌な臭いの原因にもなりますよ。
もし、頭皮についてしまったら丁寧に落とすようにし、なるべくなら髪だけに塗るよう心掛けましょう。
最後につける順番ですが、トリートメントやヘアパック(ヘアマスク)が最初で、コンディショナー(またはリンス)が後になります。
もしこの順番を逆にしてしまうと、最初にコンディショナーにより髪の表面がコーティングされてしまうため、トリートメントの成分が髪内部に浸透しなくなってしまいます。
くれぐれも順序をお間違えなく。
まとめ
トリートメント、コンディショナー、ヘアパックの違いについてお話ししてきました。
実は役割を考えると、二つに大分されることがお分かりいただけたかと思います。
髪の中から浸透してダメージ補修をしてくれるトリートメントやヘアパックに対し、髪の表面をコーティングしてくれるコンディショナーです。
それぞれの用途を考え、あなたの髪に必要なものを取り入れ、くれぐれも順番を間違えずに使うようにして下さいね。
そうすれば、あなたも理想の美髪を取り戻せますよ!