ドラッグストアやコンビニなどでも手軽に手に入るシャンプーですが、あまりにも種類が多いため「髪によいシャンプーや自分にぴったりのシャンプーの選び方を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、シャンプーの役割やその種類、頭皮のタイプや髪質などによるシャンプーの選び方などについて、詳しく見ていきたいと思います。
Contents
そもそもシャンプーの役割とは?
実はシャンプーは、頭皮を洗うことがより重要であることをご存知でしょうか。
人間の頭皮は新陳代謝が活発で皮脂の分泌が多いため、健康的な髪を保つためには頭皮を清潔に保つことが非常に大切です。
頭皮は顔と一枚の皮膚でつながっているため、頭皮の肌質は顔の肌質と似ていると言われています。
ですから自分の頭皮がどういうタイプに当てはまるのか分からないという方は、乾燥肌や脂性肌、敏感肌など、自分の顔がどのタイプに該当するのか考えるとよいでしょう。
シャンプーの種類とは?
シャンプーは種類により含まれている成分が異なっており、大きく3つに分けられます。
そこでここでは、それぞれの特徴について見ていきたいと思います。
高級アルコール系シャンプー
ドラッグストアやスーパーなどで市販されているシャンプーのほとんどは、高級アルコール系シャンプーです。
泡立ちがよく、洗い心地が良く使いやすいのが特徴となっており、手頃な値段で手に入るというメリットもあります。
手早くシャンプーをしたい時や、汗をかいたりして髪の汚れが気になる際には特に向いていますが、反面シャンプー後は頭皮が乾燥しやすいという欠点もあります。
ですから乾燥肌や敏感肌の方、またアレルギー体質の方にはあまりおすすめできません。
また頭皮環境の改善や、髪のダメージ修復にも向いていないシャンプーであると言えるでしょう。
アミノ酸系シャンプー
シャンプーは顔や肌にも触れるため、肌に優しく刺激の少ないシャンプー使いたいという方、また頭皮が乾燥しやすい方や敏感肌の方におすすめなのが、アミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力がマイルドであり、頭皮や肌への負担が少ないのが特徴となっています。
きめの細かい泡が、効率よく頭皮や髪の汚れを落としてくれます。
また弱酸性なので、シャンプー後に髪がきしむこともありません。
ただし洗浄力が弱く泡立ちにくいので、頭皮の汚れをしっかり落とすためには、よく泡立てることとしっかりすすぐことを心がけましょう。
どうしてもシャンプーが泡立ちにくいと感じた場合には、洗顔料などを泡立てるために使われているネットなどを使うのもいいでしょう。
頭皮が皮脂性で特に汚れが気になるという方は、シャンプーを2回しても大丈夫ですよ。
石けん系シャンプー
天然由来の成分でできており無添加の商品も多い石けん系シャンプーは、肌の弱い方や乾燥肌の方でも安心して使えるシャンプーです。
低刺激で赤ちゃん用シャンプーに使われるほど安全であり、きめ細かい泡立ちで使用感もとてもよいシャンプーとなっています。
高い洗浄力で、毛穴の汚れまでしっかり落とすことができる反面、洗った後に髪がきしみやすい、石けんのかすが残りやすいという一面もあります。
しかしクエン酸系のコンディショナーと一緒に使うことで、これらの問題を解消することができますよ。
シャンプーの選び方とは?
自分の頭皮の状態に合わせて選ぼう
シャンプーに含まれている洗浄成分は、洗い上がりがすっきりするものから保湿性の高いものなど多くの種類があります。
ですからボトルの裏側や箱などに記載されている成分表をしっかりチェックして、自分の頭皮のタイプや目的に合わせてシャンプーを選ぶようにしましょう。
シリコンかノンシリコンか確認する
シリコンは、髪の毛1本1本をコーティングして指通りをなめらかし、シャンプー後の髪のまとまりをよくしてくれるコンディショニング成分です。
髪の痛みに悩まされている、また髪がまとまりづらいという方には、シリコンが配合されているシャンプーがおすすめです。
シャンプーの成分表示を確認して「シリカ」「シリル」「シラン」「シロキ」などと付く成分があれば、シリコンが配合されています。
ただ、このタイプのシャンプーは髪に残りやすいため、シャンプー後は十分に洗い流すようにしましょう。
またシリコンシャンプーは髪に悪いというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、髪の摩擦を抑えて静電気を防止する効果が期待でき、特にダメージを受けている髪にはよい場合もあります。
一方で、毛が細くてもう少しボリュームが欲しいという方には、ノンシリコンシャンプーを使えば、髪が根元からふわっと立ち上がりやすくなるのでおすすめです。
ノンシリコンシャンプーというと、髪がきしみやすくなるのではと思う方もいるかもしれませんが、天然成分のはちみつやヒマワリ種子油などが配合されているものを選べば、指通りのよいつややかな髪にすることができます。
着色料不使用のシャンプーを選ぼう
シャンプーの成分表を見てみると、後ろの方に色の名前と数字が示さている場合があります。
これはタール系の色素のことを表しており、不純物が多く含まれているため、使い続けると頭皮にダメージを与える可能性があります。
ですからシャンプーを選ぶ際には、できるだけ着色料の使用されていないシャンプーを選ぶようにしましょう。
ちなみに成分表示に「カラメル」とある場合は、これは砂糖を焦がしてできるカラメルのことを表しており、ナチュラルな成分ですでの安心して使えますよ。
自然な香りのシャンプーを選ぼう
市販されているシャンプーの中には化学香料を使用しているものもありますが、天然のエッセンシャルオイルを配合しているシャンプーは自然な香りが楽しめるため、こちらの方がおすすめです。
頭皮の状態によるシャンプーの選び方とは?
頭皮が敏感で乾燥気味だという方には、保湿力が高く優しい洗い心地のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
洗浄力が少し弱いと感じた際には、2度洗いするとよいでしょう。
頭皮が脂性だという方には、高級アルコール系や石けん系シャンプーがおすすめです。
ただしシャンプー後は髪がきしむため、髪の量が多い方やロングへアの方にはあまり向いていません。
髪質の状態によるシャンプーの選び方とは?
頭皮が乾燥しやすいタイプであるという方には、保湿力に勝れているアミノ酸シャンプーがおすすめです。
特に乾燥がひどくて悩んでいるという方には、天然由来の精油が含まれている保湿力が高いシャンプーがよいでしょう。
髪が細くボリュームが出にくい、さらにくせ毛であるという方には、ボリュームアップするために、ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーを使うとよいですよ。
また髪がダメージを受けている際は、どうしても髪が乾燥しやすくくせがでやすくなります。
そんな方は、天然の油性成分が含まれているシャンプーを選ぶとよいでしょう。
ダメージを受けている髪はシリコンを吸収しやすい状態となっているため、このタイプのシャンプーを使用すると、トリートメントの栄養分などが入りにくい状態になってしまうため注意が必要です。
まとめ
今回はシャンプーの役割や、自分に合うシャンプーの選び方などについて詳しく見てきました。
シャンプーを選ぶ際には、自分の頭皮や髪質のタイプを知ることは非常に重要です。
普段から自分に合ったシャンプーを使用し、さらに成分表を確認するなどして、信頼のおけるメーカーのシャンプーを選ぶように心がけましょう。