皆さん自分の頭皮がどんなタイプかどうかを把握していますか?
タイプとは「乾燥しやすい」「脂っぽい」「季節によって異なる」などの状態のことを指すのですが、頭皮のタイプを知っておくことで、お手入れのしかたも変わりますし、使用するヘアケア商品も変わってきます。
そこでこの記事では頭皮タイプがどんなものに分類されるのか、またその見分け方や季節との関係性などをご紹介していきますので、自分の頭皮のタイプが知りたいという方は是非参考にしてください!
Contents
頭皮タイプの分類
頭皮の基本タイプは、「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」の4つに分類されるのですが、皮膚の状態は季節などの環境、身体全体の健康状態やストレスが大きく関わって変化しています。
「普通肌」は潤いがあるが季節や心身の状態によって変化しやすいタイプです。
皮脂が少なめで水分が多い頭皮のタイプですので、あまり頭皮トラブルに悩まれることはないかもしれません。
「脂性肌」は潤いはありますがべたつきやすいのが特徴的です。
皮脂も水分も多い状態のことを指します。
「乾燥肌」はかさついた荒れやすいのが特徴的。
皮脂が少なめで水分不足している肌のことを指し、多くの女性の方がこの乾燥肌に悩んでいると思います。
「混合肌」は脂っぽいのにかさつくというのが特徴的です。
皮脂が多いのに水分が不足している状態で、脂性と乾燥の両方の悩みが生じることもあります。
頭皮タイプチェック!
頭皮タイプを診断するには、質問の回答から判断するのが一番手軽な方法です。
さらに詳しく調べるには店舗カウンセリングなどで機械による判断も可能です。
「水分量」と「皮脂量」に着目して以下の質問に当てはまるところを見ていきましょう。
「水分量」の少なさをチェック!(乾燥肌)
・日中、肌が突っ張ることがある
・口や目の周りがかさかさしやすい
・フケや痒みに悩まされている
・顔の肌のきめは細かいほうだ
「皮脂量」の多さをチェック!(脂性肌)
・日中、頭皮が脂っぽい
・脂取り紙でとるとかなり脂が摂れる
・ニオイが気になる
・湿り気のあるフケが出る
頭皮タイプ別ヘアケア
頭皮タイプの特徴とお手入れポイントをしっかり理解し、毎日のヘアケアに取り入れることで、水分と皮脂のバランスを正常な状態に近づけることができ、健やかで美しい髪の毛を手に入れることができます。
脂性肌の特徴とお手入れポイント
水分も皮脂も多いです。
とくに皮脂が過剰でべたつきが気になるタイプ。
思春期から20代前半までに多いです。
潤いはあるものの、毛穴つまり、毛穴の開きなど過剰な皮脂の汚れが原因の頭皮トラブルを起こしやすいです。
お手入れポイントとしては、丁寧な洗髪と引き締め効果のあるクレンジングオイなどで皮脂を抑えるヘアケアを行いましょう。
ただし必要以上に皮脂を取り除こうと、洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、保湿に必要な天然の皮脂までもが落とされてしまいますので注意が必要です。
普通肌の特徴とお手入れポイント
水分、皮脂のバランスが整っています。
しっとりとした感触でかさつきやべたつきなどのトラブルが少ないタイプです。
バリア機能が働いていて外からの刺激にも影響されにくく、健康的な頭皮状態です。
お手入れポイントとしては、頭皮が安定していますので、新しいシャンプーなど用いた集中的なヘアケアを試すのに適しています。
乾燥肌の特徴とお手入れポイント
水分も皮脂も少ない、自ら潤う力にかけたかさつきが気になるタイプです。
加齢とともに増える傾向にあります。
皮脂腺が小さいため毛穴はほとんど目立たず、キメも細かいですが、頭皮は乾燥しやすいです。
バリア機能も低下しがちなため、日々の頭皮ケアは入念にする必要があります。
油分も水分の足りていない状態ですので、どちらもバランスよく補給することが大切です。
肌質が共存する「混合肌」
混合肌を頭皮タイプとして区分分けに入れると、ほとんどの人が混合肌となっています。
なぜなら、人間の頭皮はどこも同じタイプということはあまりなく、部分的に乾燥していた李、部分的に脂性寄りの箇所があったりということがほとんどです。
水分と油分のバランスの崩れからバリア機能が低下しがちなことに加え、両極端な頭皮状態でいるため肌質をコントロールしにくいのが特徴的です。
なのでお手入れはその時、その場所の頭皮の状態に合わせて適切な方法を実施する必要があります。
「敏感肌」との向き合い方
敏感肌に悩む方はとても多いですが、初めから肌に合わなくて使用できない敏感肌の人と、普段は化粧品を問題なく使用できるのが、季節の変わり目、生理の前、ストレスを感じたときなど、体調が悪い時に化粧品が肌に合わない人がいます。
それは頭皮にも同じことが言え、今まで問題なく使っていたシャンプーもいつからか乾燥しやすくなったり、かゆみなどの症状が出てきて急に頭皮に合わなくなるということが起こる可能性があります。
敏感肌の中でも50~70%が自称敏感肌だと考えられています。
肌や頭皮が敏感になるのは誰でもあることですので、自分の肌の状態や頭皮の状態を理解し、肌や頭皮が敏感な方は洗浄力の強すぎるシャンプーを変えたり、過度なお手入れを控えたり、上手に付き合うことが大切です。
季節と頭皮
季節によって気温や湿度が変化することにより、頭皮状態にも影響が現れます。
季節ごとにどんな特徴があるのかを知っておきましょう。
▼春
春は肌のうるおいは増しますが、花粉の飛散や強風によるほこり、寒暖の不安定さ、新生活のストレスから頭皮が過敏になります。
スキンケアのポイントとしては、外気の汚れや老廃物をきちんと落とし、保湿を心掛け、肌のバリア機能を整えることが大切です。
紫外線量が増えるので、日焼けをし過ぎないように帽子をかぶるなどの対策を行いましょう。
▼夏
夏は汗の量が増え、皮脂が流れやすくニオイやかゆみなどの原因になってしまうことがあります。
また紫外線による頭皮や髪の毛のダメージが一番多い季節となります。
顔や腕などは日焼け止めを塗れば対策できますが、頭皮の場合はそうはいきませんので、保湿を心掛け、紫外線のダメージによる水分不足にも注意しましょう。
▼秋
夏の紫外線のダメージに代わって、気温も湿度も過ごしやすくなるため、あまり頭皮トラブルが起こりにくい季節といえます。
夏のダメージを引きずりがちな部分を中心に保湿ケア、頭皮マッサージなどを行い、頭皮全体の調子を上げていきましょう。
▼冬
頭皮がかさつきやすくなり、かゆみやフケなどの症状が表れやすくなってしまう季節です。
乾燥しやすい季節といえるでしょう。
乾燥対策のため十分な洗浄・保湿を行いましょう。気温の低下や血行が鈍くなってしまいますん度絵、マッサージや入浴などで血液循環を高めることも大切です。
頭皮タイプの思い込みはNG!
頭皮タイプは一生変わらないというわけではありません。
季節や生活環境でも変化しますので、それに応じてヘアケア方法なども当然変わってきます。
定期的に頭皮の状態をチェックしながら、その状態に合った適切なヘアケアを行うことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では女性の頭皮のタイプの種類とその見分け方について解説してきました。
頭皮のタイプには様々な種類があり、乾燥肌タイプや脂性タイプ、またその混合タイプなどがあり、季節や体調などによってそのタイプが異なります。
1年を通してタイプの特徴が変わる場合もありますので、その季節に応じたヘアケアをすることが大切です。
この記事を見ているあなたも、自分の頭皮タイプを見極め、自分に合ったヘアケアで美しい髪の毛を保持していきましょう!