豆乳が肌に良い効果があるというのを、聞いたことがある方は多いですよね。
ただ豆乳は、美肌に効果があるだけではなく、気になっている薄毛や抜け毛にも効果があるんです。
効果の正体は、大豆イソフラボンという豆乳に含まれている栄養素です。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすることで、肌だけでなく髪にも効果が期待できるということです。
豆乳は、「畑の肉」といわれている栄養価の高い大豆から作られています。
具体的な効果としては、更年期障害や骨粗鬆症の予防、腸内環境を整えて善玉菌を増やす効果、体内の代謝を上げて血行促進、老化や肥満予防、美肌・美髪効果まで、女性にとってたくさんの嬉しい効果が期待できる健康食材なんです。
そこで今回は、女性の抜け毛には豆乳が効くということの説明と、豆乳を飲むことで抜け毛予ができることをお伝えしていきましょう。
Contents
豆乳と髪の関係
薄毛や抜け毛になる原因には、血行不良などがあげられますが、デスクワークなどで一日中仕事をしている人は、ストレスや肩こりなどからくる血行不良になっている人も少なくありません。
肩などの血流が悪くなって硬くなると、頭皮も同じように皮膚が硬くなって、毛細血管も血行不良になります。
そうすると、髪を作るのに必要な栄養が行き渡らずに、細い髪が生えてくるようになります。
そのため改善策としては、ストレスを緩和させたり、マッサージや運動などで血流を促したりすることが必要になってくるのですが、体内から改善していくことも大切なんです。
そこで豆乳を飲むと、体内の環境が良くなり、血流も改善させることができるんです。
ここでは、豆乳の効果を詳しく説明していきましょう。
大豆イソフラボン
髪の主成分はタンパク質でてきています。
そして大豆には、良質なタンパク質が含まれているため、豆として料理するだけでなく、豆腐やおからや納豆などの加工食品としても、たくさんの人に好まれています。
大豆には、美肌や美髪に効果があるといわれる、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているため、美容を意識した女性に人気が高い食材となっています。
女性ホルモンに含まれるエストロゲンは、髪や肌のハリやツヤなどにも関係しています。
男性よりも女性に抜け毛が少ないのは、女性ホルモンの働きによるものです。
そのため、豆乳に豊富に含まれる大豆イソフラボンを摂取することで、抜け毛や薄毛の予防と育毛に効果が期待できるでしょう。
5αリダクターゼ抑制効果
抜け毛の原因はいろいろありますが、中には5αリダクターゼと、男性ホルモンが結びついて脱毛するという原因があります。
女性にも男性にも、体内には女性ホルモンと男性ホルモンの分泌がありますが、男性は男性ホルモンが多いため、5αリダクターゼと結びつく確率が高くなり、女性と比べて抜け毛に繋がる確率が高いんです。
ただ、女性も出産や閉経や無理なダイエットなどによって、女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンが優勢になり、抜け毛が増えたり、薄毛になったりする可能性も高まります。
豆乳に含まれるイソフラボンは、男性ホルモンと5αリダクターゼの結びつきを阻害する働きもありますので、豆乳を飲むことで抜け毛を抑制する効果に繋げていきましょう。
血行促進
髪を作るのに大切な栄養素と酸素は、血液によって頭皮の毛細血管に運ばれますので、血行不良の状態では栄養が行き渡らず、弱い髪しか生成することができません。
血行不良の原因には、運動不足やストレスなどもありますが、偏った食事なども関係しているんです。
そこで豆乳ですが、豆乳にはサポニンやレシチンという成分が含まれていて、摂取した糖と脂肪を結びつけない効果があります。
そして悪玉コレステロールなどに働きかけて、血液をサラサラに導く効果もありますので、豆乳を飲むことで血行を促すことにも繋がります。
血行が良くなるということは、結果的に育毛効果が上がります。
抗酸化作用
豆乳は高い抗酸化作用があるため、老化を遅らせる作用が期待できます。
酸化すると細胞の老化を促進し、シワやシミの原因になりますし、薄毛や抜け毛にもなります。
また、細胞分裂が上手くいかなくなると、身体にも影響が及び、病気になることにも繋がります。
美容で注目される豆乳の効果としては、女性ホルモンの働きをする大豆イソフラボンだけでなく、ビタミンEも含まれていることで、高い抗酸化作用を発揮し、アンチエイジング効果にも期待できるでしょう。
皮脂分泌の抑制
女性らしさを作るエストロゲンは、やわらかく丸みのある身体や、肌のツヤや潤い、髪のハリやツヤといったところに大きな影響を及ぼしています。
そして豆乳に含まれている大豆イソフラボンが、同じような働きをします。
女性よりも男性は、ホルモンの影響で皮脂分泌が活発に行われています。
そのため、女性もホルモンバランスが崩れると、皮脂分泌が過剰になり、頭皮環境が悪くなって抜け毛の原因に繋がります。
豆乳のイソフラボンがホルモンバランスを調整して、皮脂の分泌を抑えてくれる働きをしますので、抜け毛や薄毛が気になったら、積極的に摂取していきましょう。
ストレス
現代ではストレスの中で頑張っている女性がたくさんいますが、ストレスは白髪や脱毛の原因になります。
ストレスをため込んで円形脱毛症になったという女性も、少なくありません。
忙しい日常の中で、十分に睡眠がとれず、規則正しい生活が送れなかったり、偏った食事になったりする人もいるでしょう。
実は人間の体内では、ストレスを解消するためにカルシウムやビタミンを消費しているんです。
もし、ストレスでイライラしたり、気持ちが落ち着かなかったりするというのであれば、豆乳にもカルシウムが含まれていますので、飲んでみてはいかかでしょうか。
豆乳にはカルシウムもビタミンも含まれていますので、イライラを撃退しながら育毛効果を期待することができますよ。
効果的な豆乳の飲み方とは
抜け毛予防と育毛に効果があるといわれている豆乳ですが、豆乳には調整豆乳と無調整豆乳があります。
また、豆乳を大量に飲めば抜け毛がなくなるというわけではありませんので、一気に飲みすぎることにも注意してください。
ではここでは、抜け毛予防に繋がる豆乳の飲み方をお伝えしていきましょう。
無調整の豆乳
牛乳の代わりに豆乳を飲む人もいますが、豆乳は元が大豆のため、牛乳にはない独特の豆臭さがあります。
慣れていない人には飲みづらいという人も、少なくありません。
ただ、豆乳の独特の味が苦手な人は、調整豆乳として甘さや味、香りが調整されて飲みやすくなっているものも販売されていますから、そこから始めると良いでしょう。
ですが、本来の豆乳と違って糖などが加えられているため、効果は無調整豆乳ほど期待できません。
何度か調整豆乳を飲んで少し味に慣れたら、無調整豆乳を飲むようにして、抜け毛改善の効果に繋げていきましょう。
コップ1杯
だからといって、豆乳をたくさん飲めば良いというわけではありません。
女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボンは、大量に摂りすぎると身体に良くない効果になるということもあります。
そのため、同じような効果があるサプリメントを使用している人、食事で大豆製品(豆腐・納豆・おから・きなこなど)のイソフラボンをたくさん摂取している人は、摂りすぎに注意が必要です。
豆乳を一日に摂取する目安としては、コップ1杯です。
摂取量を守って育毛していきましょう。
寝る前に飲む
髪の主成分はタンパク質でできているため、摂取した大豆イソフラボンは、寝ている間に傷んだ髪を修復してくれます。
また、睡眠中は細胞分裂が活発になることで健康な髪の生成に繋がりますので、寝る前に豆乳を飲むことで育毛効果を高めることができます。
しかも豆乳には睡眠を促すトリプトファンも含まれていますので、ゆっくりと眠って髪と肌をツヤツヤにしていきましょう。
飲みすぎたらどうなるの?
最後に豆乳を飲みすぎることは良くないということをお伝えしていきます。
豆乳に含まれるイソフラボンの一日の摂取量の目安は、70mg~75mgとされています。これを守って飲むことも大切です。
無調整豆乳200mlには約60mg、調整豆乳には約40mgの大豆イソフラボンが含まれています。
もし毎日無調整の豆乳を飲む場合は、上限に近い量を既に摂取することになりますので、食事の内容に気をつけて、豆腐や納豆などを調整して食べるようにしてください。
ただ、豆乳飲料などは約30mgていどのイソフラボンになりますので、それほど気にすることもないでしょう。
まとめ
今回は、女性の抜け毛には豆乳が効くということを説明し、豆乳を飲むことで、抜け毛予防と対策ができることをお伝えしました。
アンチエイジング効果のある豆乳は、積極的に摂取していくと良いのですが、摂取量には上限もありますので、量は守るようにしてください。
豆乳に含まれる大豆イソフラボンには、肌や髪にツヤやハリを与えてくれる効果がありますので、上手に豆乳を生活に取り入れて、髪も肌もピカピカにしていきましょう。