いきなり襲われる頭痛や締め付けられるような頭の痛みという経験はありませんか?
肩こりがひどいとそういった症状がでてきますが、実は肩こりだけが原因ではなく、頭皮がこっているせいでそういった症状がでているかもしれません。
また頭皮のこりは頭痛だけでなく薄毛の原因や雪崩たるみによるお顔のたるみなどいろんな問題を引き起こしてしまいます。
そうした頭皮のこりをほぐして健康的な頭皮環境を整えていきましょう。
Contents
頭皮のこりはこれが原因
頭皮のこりは主にパソコンを長時間操作したり、スマホを長時間見たりすることで起きます。
最初は肩こりに始まり、次第に頭皮も凝り固まってしまいます。
そこで頭皮のこり具合を簡単なチェック方法でチェックしていきましょう。
簡単誰でもできる頭皮のこりチェック
頭皮のこりは誰でも簡単にできます。
1 頭頂部をつまめるかチェック
頭頂部の頭皮をつまんでみてつかめたらOK。
もしつかめなければ頭皮が硬くなっている証拠です。またつまめるけど痛みがある場合も要注意!
2 頭皮全体がヘルメットのように動くかチェック
頭皮を指全てを使い包み込みながらヘルメットのように動かせるかチェックします。薄毛のほとんどの方は頭皮が動かないくらい硬くなっており、皮膚のすぐ下に頭蓋骨があるかのように硬いです。
反対に髪の毛の多い人というのは頭皮に弾力があり動かしやすいです。
3 頭皮を揉んでみて柔らかさをチェック
頭を軽く揉んでみると頭皮の硬さがわかります。
薄毛や細毛の人ほど頭皮が硬くなっています。
もし自分の頭皮が硬いと感じれば薄毛リスクが高まります。
頭皮が硬いということは血行も悪くなっています。
髪の毛は血液から酸素や栄養を吸収し育ちます。
また頭皮を土壌に喩えると、硬い頭皮は肥やされていない土壌と一緒です。
そんな土壌からは健康な髪が生えるわけがありません。
頭皮のこりで受ける悪影響
頭皮が凝り固まってしまうと上記でも軽く触れたような症状が現れます。
それをもう少し細かくみていきましょう。
1 抜け毛や薄毛、細毛
頭皮が凝り固まることで頭皮に弾力がなくなりその下を通る血管も収縮してしまいます。
健康な髪の毛は柔軟な頭皮と血流の良い血管からできています。
そのため頭皮が硬いことで血流が停滞し髪の毛の成長を妨げてしまいます。
ひどい時には抜け毛や薄毛を発症してしまいます。
2 雪崩たるみ
頭皮の頭頂部が1mmたるむとお顔のお肌は1cmたるむと言われています。
これを雪崩たるみといいますが、頭皮のこりはこうした雪崩たるみの原因にもなってしまいます。
頭皮がこることで頭皮の保湿成分が十分でなくなり、また老化が進んでしまいます。
すると皮がたるみ始め雪崩のようにお顔までたるみが進んでいきます。
雪崩たるみが起きると頭皮の毛穴も歪んでしまいます。
毛穴が歪むことで髪の毛が歪に生えてきてしまいくせ毛になったり水分や栄養が髪の先まで十分に届かず乾燥した髪質に変化します。
こうした現象は更年期の女性にもよくみられますが、パソコンやスマホをよく使う女性にもこうしたリスクが伴います。
3 肌のくすみやしわ
雪崩たるみによってお顔がたるみシワも増えてしまいます。
また頭皮のこりは血行不良を起こしてしまいますので、その結果として顔色が悪くなったりくすみの原因ともなります。
4 頭痛
頭皮のこりによる頭痛には緊張型の頭痛と偏頭痛の2種類があります。
緊張型頭痛
緊張型の頭痛は筋肉の血行不良やリンパが滞り老廃物がたまることで起きてしまいます。
偏頭痛
脳の血管が膨張し起きる頭痛の一種で神経を圧迫しその刺激で起きてしまいます。
おそらくそれは老廃物や毒素が排出できずむくんで神経を刺激してしまい頭痛が起きているものだと思われます。
このように頭皮のこりには様々なデメリットがあります。
頭皮のこりを改善するには!
頭皮のコリは薄毛リスクや頭痛、たるみ、シワなど様々な不調や老化を促してしまいます。
それらを改善するには頭皮のコリをほぐすことが一番の方法です。
頭皮のコリをほぐすのは自分でもできてなおかつ簡単ですが継続は必要です。
一日のうちどこかでほんの5分ほどでいいので毎日つづけてみてください。
頭皮のコリをほぐすポイント
頭皮のコリをほぐすときは指の腹の部分で優しくマッサージをしてあげることが大切です。
頭皮のポイントは次のとおりです。
1 指圧して気持ちいいと感じる箇所
肩こりもそうですが、頭皮も自分で指圧してみて気持ちいいと感じる箇所はこっています。
そこを指圧してほぐしてあげましょう。
2 痛気持ちいい箇所
痛い箇所も凝っている証拠。痛気持ちいいくらいの指圧力でほぐしましょう。
3 頭皮が張っている箇所
頭皮が突っ張っていたり固くなっている箇所も凝っている箇所になります。
つっぱている箇所は範囲が広いため両手分の指を使って全体的に指圧したり、前後、左右に円をかくようにマッサージしてあげましょう。
覚えておくと損しない頭皮のツボ
1 百会(ひゃくえ)
百会は頭頂部のつむじ付近のやや上の方にあるツボでそこを指圧すると自律神経を整えることができます。自律神経が整うと血行がよくなるため頭皮の柔軟性にも効果的です。
2 天注(てんちゅう)
天注は盆の窪から左右に指1本分離れた場所にあります。美容院でマッサージをされるとき必ず指圧される箇所で肩こりや頭痛の改善に効果的です。
3 風池(ふうち)
風池は天注よりもさらに外側に位置するツボで血行促進、頭痛、眼精疲労にも効果的です。
髪の毛は血液より栄養や酸素を吸収し成長しますから血行促進作用があるツボは積極的に指圧しましょう。
4 神庭(しんてい)
神庭は額中央より指2本分左右にあるツボです。雪崩たるみ防止や不眠症改善など老化を防止する効果があります。
5 曲差(きょくさ)
曲差はちょうどこめかみ部分のツボのことをいいます。ここを指圧すると頭痛や神経痛の改善に効果的です。体の節々に痛みがあったりする場合には効果的です。
頭皮マッサージをしたほうが良い時間帯
頭皮マッサージは時間のあるときに毎日続けたほうが効果的です。
その中でも最も効果的な時間帯やタイミングは体が温まっているときです。
一日の中で最も体があたたまる時はお風呂に入っているときではないでしょうか。
入浴中は体が温まっており血行も一日の中で良くなっているのでそのタイミングで頭皮マッサージやツボ押しをしてあげるとマッサージ効果が高くなります。
頭皮マッサージを続けることで得られるメリット
頭皮マッサージを続けていくと
1 抜け毛が減り髪の毛が太くなる
頭皮の柔軟性が出て血行が良くなるため髪の毛が栄養を十分に受け取り太く健康的に成長していきます。
また毛根もしっかりしてくるため抜け毛もだんだん減っていきます。
2 雪崩たるみがなくなる
頭皮に柔軟性がでてくるということは、頭皮の保湿力も向上します。
そのため頭皮からたるむということがなくなり雪崩たるみも解消され、お顔のシワやたるみも減っていきます。
もうすでにシワやたるみが出てしまっているようであれば頭皮マッサージに加えフェイスマッサージも加えると良いでしょう。
3 肌艶がよくなる
頭皮マッサージをすることで血行が良くなりますからお顔の血流もよくなり肌艶の色がはっきりと良くなります。
4 頭痛がなくなる
ツボ押しなどをすることで頭痛も解消します。また血行が良くなるためその下にある肩のこりも解消されていきます。
精神的なメリット
1 ストレス発散
頭皮マッサージをすることで自律神経が整いストレス発散の効果があります。
またツボ押しによるリラク効果もあり一日の疲れを取り除いてくれます。
2 不眠症の改善
自律神経が整うと不眠症の改善にも効果的です。
自律神経が整うことでセロトニンなどの睡眠ホルモンが正常に分泌されるようになります。
このように頭皮のこりは薄毛や抜け毛のリスク、頭皮からのお顔のたるみやシワの原因、頭痛などの悪影響がありますが、毎日頭皮マッサージをすることでこれらが改善され健康的な頭皮環境また老化を防ぐことができます。