美しくなびく艶のある髪の毛。
世の女性は誰しもがうらやむ艶髪を作るには、日々のヘアケアが重要です。
しかし髪の毛というのは外部からのケアだけでなく、内部からのケアもものすごく重要です。
規則正しい睡眠生活、栄養バランスの取れた食事、ストレスをため込まない…などです。
特に髪の毛というのは寝ている間に作られ、成長しますので、「睡眠習慣」がかなり重要になってきます。
そこでこの記事では艶のある髪の毛をはぐくむための睡眠習慣をご紹介していきますので、今の生活が不規則だという方は、是非参考にして実践してみてください!
Contents
眠りで成長ホルモンを分泌させる
質の良い眠りは、美容、健康、ダイエット、美髪などあらゆることに効果的です。
身体を正常に保つ「成長ホルモン」は、睡眠中に7割が分泌され、寝ている間に活発に働きます。
この成長ホルモンは、艶のある元気な髪の毛を作るうえで非常に大切な役割を保っており、不規則な睡眠生活を続けていると、ホルモンの分泌量が減少してしまいます。
成長ホルモンは、子供の成長に欠かせないホルモンとして知られていますが、大人になってからは、傷ついた細胞を修復・再生する働きをしています。
髪や皮膚を美しく保ち、脂肪を分解して肥満を防ぐなど、女性にとっても大切なホルモンです。
年齢を重ねるごとに分泌量が減少
成長ホルモンの分泌量は20代をピークにそこから減り始め、30~40代でがくんとダウン。
更年期に入るとさらに減少してしまいますので、貴重な成長ホルモンを効率よく分泌させるには、質のいい睡眠を取る必要があるのです。
質の良い睡眠を取れていれば、成長ホルモンはもちろん、抜け毛や薄毛の予防にもつながります。
成長ホルモンは深い睡眠中に一番多く分泌する
成長ホルモンがピークを迎えるのは、眠り始めてから約1.5~2時間後。
深夜0時~午前4時くらいの間ですので、夜10時に寝るのがベストなタイミングです。
それが無理なら、せめて日付が変わるまでに寝られるようにするといいです。
睡眠中には、成長ホルモンのほか、女性ホルモンや男性ホルモン、メラトニンという睡眠ホルモンも多く分泌されています。
これらのホルモンを活用するためにも、夜10時、11時~6時までに6~7時間の睡眠を取るのが理想的です。
寝溜めはだめ。同じ時刻に起床がベスト
「今週は寝不足の日が多かったから、週末にはゆっくり寝溜めをしよう」などと考えながら過ごしている人も多いと思います。
ですが「寝溜め」をしたり、起きる時間をずらしたりすることは、快適な睡眠リズムを崩す原因になります。
起床時間がまちまちだと、体内時計がリセットされずに、快適な睡眠のリズムをつくりにくくなってしまいます。
ゆっくり眠ったつもりでも、眠りが浅かったり、身体がだるくなったりして、睡眠の質が落ちていきます。
起床時間は決めておき、毎日、同じ時刻に起きることが、睡眠のリズムを上手に作るコツなのです。
寝る前1時間はスマホ・テレビ・PCは禁止
「朝起きても疲れが取れない」「8時間寝ているのに、いつも寝足りない感じ」
眠ってもすっきりしないという方は、眠る前の行動を振り返ってみましょう。
寝る直前まで、テレビの深夜番組を見ていたり、パソコンでネットサーフィンをしていると、深い眠りに入りにくく、熟睡感を得られなくなります。
ベッドに携帯電話やスマートフォンを持ち込んで、いつまでも見つめ続けるという癖も、良質な睡眠を妨げる元です。
寝室のテレビや照明をつけっぱなしのままで眠るのも、光や音の作用で眠りが浅くなり、ぐっすり眠った感覚を得にくくなります。
テレビの画面や携帯電話、LEDのブルーライトなどのチカチカした強い光は、交感神経を高ぶらせ、覚醒させてしまうからです。
このような入眠時の習慣は、睡眠の質を各段に落とし、成長ホルモンや各種ホルモンの分泌を低下させてしまいますので控えるようにしましょう。
お休み前には電気もテレビも消して、部屋を暗くして眠る体制を作りましょう。
「早く眠らなきゃ」と追い詰めない
「夜早く寝たいけど眠れない。眠ることを考えているとますます目がさえる」
こんな悩みを抱えている方も多いと思います。
さらに年齢を重ねていくとともに、体内時計の調節がうまくできなくなり、夜寝付けないとか、途中で起きてしまう方が増えてきます。
就寝時刻になっても眠くならない時は、時間にこだわらず、眠くなってから布団に入るようにしましょう。
寝付けない時に、時間ばかり気にしてあまり早く布団に入ると、かえって目が覚めてしまうことがあります。
布団の中で「早く眠らなきゃ」と考えることが自分を追い詰めて、結局覚醒してしまう人が多いのです。
「この時間に寝たいのに寝られない」と時間のことばかり気にして、悶々とするのは精神衛生上もよくありません。
必要な睡眠時間は人によっても違います。
リラックスモードで「そのうち眠れるだろう」と気楽に考えるほうが、眠りに入りやすくなるでしょう。
横になっているだけで疲れは6割取れる
「いったん眠っても、夜中に目が覚めてしまう」
などと悩んでいる人も多く、辛いものだと思います。
トイレに立って電気を付けたり、手を洗ったりしている間に、すっかり目が覚めてしまうという悩みもよく聞かれます。
そんな時に無理に羊を数えたりしないで、そのまま目をつぶって静かに横になっていると、自然に眠りに戻れることも多いのです。
たとえ眠れなくても、横になっているだけで、眠っているときの6割は疲れが取れていると言われています。
試験でも、6割取れれば合格点。
「グーっと眠った」という感覚がなく、ごろごろ、ふわふわしているだけでも、起きているよりは疲れが取れるのだと割り切りましょう。
とはいえ、夜静かな部屋で一人起きていると、何やらネガティブな考えが頭に浮かんでくることがあります。
悩みがあるときは堂々巡りになり、深刻さが増してしまう事も。
そのようなネガティブなサイクルにはまりかけたら、悪循環をハサミでチョキンと断ち切るイメージしましょう。
これは、認知行動療法で良く行われる手法で、思考の負の連鎖を断ち切る訓練ですが、眠れない時に湧きおこる妄想にも効果がありますので、是非試してみましょう。
明け方に目が覚めてしまったら、もう起きてしまう
夜中にトイレに起きて、もう一度寝ようとしているうちに、朝4時を過ぎてしまったという場合には、もう眠らなくても良いと考えて起きていましょう。
「朝の自由時間が増えて得をした」と考えて、家事や仕事や自分の好きなことなど、朝のうちにできることをしましょう。
家族もまだ起きていない、外の音も静かな早朝の時間を利用して、語学の勉強をしたり、いつか読もうと思っていた本を読んだりするのも良いです。
夜が明けたら、さっとカーテンを開けて日の光を取り入れましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、髪の毛の成長にとってなくてはならないもの。
不規則なリズムで分泌量が低下してしまうと、パサつきやごわつき、薄毛などの原因に。
いつまでも艶のある美しい髪の毛を保つには、毎日規則正しい睡眠、深い睡眠をとる必要がありますので、髪の毛でお悩みの方は、まずは睡眠のリズムを見直してみてはいかがでしょうか。