女性が男性化することで女性も男性のような薄毛を発症したり、身体的にも精神的にも男性に近づいてしまう恐れがあります。
その原因と対策を以下にまとめました。
女性が男性化する要因
加齢による女性ホルモン分泌の低下
女性が男性化する原因の一つに女性ホルモンの分泌が低下することが挙げられます。
女性の中には男性ホルモンを1割程度保有していますが、女性ホルモンが低下すると男性ホルモンの活動が活発になる恐れがあります。
生活習慣の乱れによる女性ホルモンの低下
生活習慣が乱れてしまうと女性ホルモンの低下を招いてしまいます。
生活習慣による乱れとは
過度のダイエット
過度のダイエットは女性ホルモンの分泌の妨げとなってしまいます。
本能的に女性は男性よりも色に関しては貪欲に作られています。
それは自分の子供を体に宿すことからDNAレベルで体に刷り込まれています。
過度のダイエットによってその本能的な部分を抑え続けると大きなストレスとなりそのストレスは自律神経の乱れを招いてしまいます。
自律神経は女性ホルモンの分泌などを担うため、そこが乱れると女性ホルモンの分泌低下を招いてしまう恐れがあります。
睡眠時間
睡眠時間中は体の中の各ホルモンが分泌する時間です。
睡眠時間が少ないことで女性ホルモンの分泌も低下してしまい、また女性の中の男性ホルモンの活動が活発になり男性ホルモン(テストステロン)がより強力なジヒドロテストステロンに変換し、女性の男性化や薄毛を招いてしまいます。
運動習慣がない
ホルモンバランスは運動によっても促されます。
特に心身ともに回復させてくれる成長ホルモンの分泌は大切です。
人は年齢を重ねるとこの成長ホルモンの分泌が極端に減ってしまいます。
そのため体や精神的なダメージ回復が遅れてしまうのです。
また成長ホルモンは自律神経のバランスも整えてくれますので最終的には女性ホルモンの分泌にも影響してきます。
タバコやお酒を過度にたしなむ
タバコやお酒も度を過ぎると体に良くありません。
例えばタバコは血流を悪くしますし、お酒は肝臓を悪くします。
そうすると毒素入りの血液が全身に巡る結果になりますので、その過程で女性ホルモンの分泌にも影響が出てくるわけです。
もともと男性ホルモンを多く持つ女性
もともと先天的に男性ホルモンを多く持つ女性もいます。
特徴としては身長が高かったり、積極性があったりするともともと男性ホルモンが多いことが言われています。
高した女性が女性ホルモンの分泌を低下させてしまうと、男性化してしまうおそれがあります。
薬の副作用による男性化
お薬に副作用による男性化も無視できません。
ただしそのような副作用は治療前にしっかり医師から伝えられるので、治療の最終段階ではそれは改善されていることが多いです。
病気による男性化
病気による男性化でもっとも多い原因は副腎皮質のホルモンが作られている部分が大きくなる病気が原因だとされています。
また副腎以外では卵巣によるアンドロゲンの分泌が活性化したり、過剰になることで男性化の症状が現れることがあります。
その原因は実にさまざまです。
女性が男性化する予兆
女性が男性化すると次のような予兆が起きます。
言動が男性ぽくなる
言動が男性っぽくなってきます。いきなりリーダーシップをとったり、言葉が乱暴になたり積極的になったりします。
行動が男性ぽい
行動が積極的になり、しかも大胆な行動をとることもしばしば増えてきます。
また喧嘩腰になる方も多く見られます。
食事が男性ぽい
食事の内容が男性のように油っぽいのものを好むようになります。特にラーメン屋お肉などを食べる習慣ができれきます。
食事からとる栄養の偏りは男性ホルモンの活動を高めてしまいます。
オシャレや清潔感に無頓着になる
女性らしさは見えない箇所もケアすることで自分を常に綺麗にしておくことです。
特に体臭やお顔の肌艶などには気を使うのが女性では普通ですが、男性はそうしたことには徹底的に無頓着です。
そのケアをしなくなった時は男性の恐れがあります。
気遣いができなくなる
女性は地獄耳の方が多いと感じるのですが、少しの仕草からもピンっといろんなことに気付ける生き物です。
この感覚は男性にはありません。もしこの感覚がなくなってきたのであれば男性化の恐れがあります。
独立欲が高くなる
男性は独立欲が強く、他人よりも自分が優位にいないと嫌な質です。
独立心の強い女性は男性ホルモンの活動が活発かもしれません。
女性の薄毛
女性の薄毛は通常下記のような薄毛の症状が現れるのですが、男性化することで女性でも男性のような薄毛を発症してしまう恐れがあります。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は女性特有の薄毛で髪の毛全体のボリュームがなくなることが特徴的です。
しかし男性のように全く髪の毛がなくなってしまうということはありません。
女性性男性型脱毛症
男性化することで女性も男性のような薄毛を発症
女性性男性型脱毛症とは女性ホルモンと男性ホルモンとの優位差がなくなることで発症する薄毛の症状です。
これもびまん性脱毛症と同じく女性の頭部は髪の毛を全て失うということはありません。
しかし男性化が進むことで男性のような薄毛を発症してしまう恐れがあります。
男性の薄毛は生え際やつむじから薄くなり始め最終的には全ての髪が消失してしまう恐れがあります。
女性の男性化
そのほかにも女性の男性化には困った問題がある
女性の男性化には薄毛以外にも次のような異変が体に起きてしまいます。
ヒゲが生えてくる
全世界で男性化に悩まされている人は全人口の3割を占めるとされています。
そして問題として女性のお顔に男性のように髭が生えてくるということがあります。
髭が生えてくる女性のことを「ヒゲジョ」と呼ぶらしいのですが、それらの人は3日に一回は男性と同じように行なっているそうです。
胸が小さくなる
男性は胸がありませんので男性化が進むと胸が小さくなります。
女性は胸がある分体脂肪は男性よりも高めですが、胸がなくなると体脂肪率も男性と同じくらいになってきます。
男性のように筋肉が発達しやすくなる
少しトレーニングをするだけで筋肉が大きくなりやすくなります。
男性は体脂肪が女性よりも少ない分筋肉量が多く、そして筋肉が大きく成長しやすい生き物です。
女性の男性化は筋肉量を増やし、また男性のようなゴツゴツした体つきへ変化してしまいます。
体毛が濃くなる
男性の体毛は主に男性ホルモンの10倍の作用をもつジヒドロテストステロンによって体毛が濃くなります。
体毛はジヒドロテストステロンを受け入れる受容体を持ちますが、髪の毛に対してはその反対に作用してしまうため、女性の男性化によって頭部は薄毛、体毛は濃いといったことが起きてしまいます。
声が低くなる
女性ホルモンの分泌が底を尽きた高齢者によく見られるのですが、声が男性のように低くなり、時にはしゃがれ声になります。
声は女性らしさの特徴的なものでもありますが男性化すると男性のような声色に近づいていきます。
女性が男性化しないためには
女性が男性化せず薄毛を発症しないためには
女性ホルモンの分泌を促すことが何よりも大切です。
病院での治療も大切ですが、普段からの生活習慣にも気をつけていきましょう。
生活習慣の中でも睡眠、栄養バランスの良い食事、運動などの習慣がとても大切です。