梅干しは海外でも今注目されている日本を代表するスーパーフードです。
梅干しの味を知っている私達日本人は梅干しをイメージするだけでも口の中に唾液がでるほど酸っぱいイメージがありますが、この梅干しの酸っぱさにスーパーフードと言われる秘密があるのです。
そんな梅干しの効果はアンチエイジングにとどまらず薄毛にも効果的だということが言われています。
日本人が大好きな梅干しの嬉しい効果
梅干しなら食欲のないときでも食べることができ、なおかつ梅干しを食べることで食欲を増進することも可能です。
手軽にどんなときでも食べられる梅干しの嬉しい効果は次のようなものがあります。
血行改善で薄毛にも体にもアンチエイジング効果
梅に含まれる梅ポリフェノールの作用で血管の老化を防ぎ血液もサラサラになります。
お肌のアンチエイジングの他にも健康的な美髪を育てるのにも適しています。
髪の毛は血液から栄養や酸素を取り入れて成長するため梅干しによって血液の改善、血管の改善によってより良い髪の毛を育てやすくします。
梅干しで免疫力向上
梅干しを食べる習慣ができると免疫細胞の一つとされるマクロファージを増やす効果があります。
このマクロファージは老廃物の排除にも効果的な免疫細胞の一つですのでそのおかげで免疫力の向上に効果的です。
頭皮への作用は免疫力が上がることで頭皮バリア機能が向上し外部からの雑菌や紫外線などの侵入を防いでくれます。
女性に多い骨粗鬆症にも効果的
女性は骨粗鬆症に男性よりもかかりやすいとされています。骨に必要なカルシウムなどは食事からの吸収率が悪いのですが、梅干しに含まれる酸っぱさの成分クエン酸と結びつくことでカルシウムの吸収率を向上させてくれます。
疲労回復効果
梅干しの酸っぱい成分であるクエン酸は疲労回復に効果的です。
その他梅干しを想像したり食したりしたときの唾液が大量にでますが、この唾液に含まれるアミラーゼという酵素がデンプンを消化して体内のエネルギー代謝をスムーズにします。
梅干しに含まれる疲労回復効果のある成分としてクエン酸意外にも
フマール酸、りんご酸、オキザロ酢酸アルファケト、グルタル酸、イソクエン酸、アコニット酸、コハク酸といった合計8種類の有機酸が体内の疲労物質の生成を抑制してくれます。
抗酸化作用で老化防止
梅干しに含まれる8種類の有機酸には抗酸化作用もあり、体内での酸化を防ぎお肌が老化していくのを防ぎます。
また梅干しを食べる際に出る唾液にはパロチンという若返りのホルモンがあり、梅干しによって唾液が促進されれば鉄分の吸収を高めたり、便秘を解消したり、整腸作用によって腸内環境を整えアンチエイジングに効果的とされています。
殺菌作用で内蔵除菌
梅干しには上記でも少し触れたように強い抗酸化作用があります。
病原性大腸菌であるO-157やサルモネラ菌、赤痢菌、コレラ菌などを梅干しの抗酸化作用で撃退します。
生活習慣病に効果的
梅干しには糖質を吸収するアルファグルコシダーゼという酵素を抑える作用があります。
そのため糖質の吸収率を抑え血糖値の上昇を抑制します。
その結果高血圧や動脈硬化などを予防することができます。
梅干しの正しい選び方
梅干しを食べる習慣づくりをするのはとても良いことですが、食べる梅干しの選び方にも少し注意が必要です。
梅干しの種類には塩分を豊富に使ったものやはちみつを混ぜて作られたものまで種類が豊富です。
そのためどの場面でどのようなタイプの梅干しが合っているのかをご紹介します。
アンチエイジング目的
アンチエイジングが目的なら限りなく天然に近い梅干しを食べるようにしましょう。
余計な防腐剤やキレート剤を含まないものが好ましいです。
ダイエット目的
ダイエット目的なら果肉の多い梅干しが食べごたえがあり空腹感を紛らわせてくれます。
酸っぱいのが苦手
酸っぱいのが苦手という方ははちみつ入りのほんのり甘めの梅干しもありますので、そちらを試してみると良いでしょう。
かなり酸っぱい梅干し
かなり酸っぱい梅干しを冷蔵庫に保管しているだけで梅干しの酸っぱさを想像しやすくなります。
すると唾液が口いっぱいに広がります。
その唾液には上記で触れているようにアミラーゼやパロチンなどの成分を分泌させる作用があり、梅干しを実際には食べていなくても体に良い作用をもたらすことができます。
もちろん保管しているだけでは梅干しの意味がないため食べるようにしましょう。
酸っぱい梅干しの抗酸化作用などは体の若返りに効果的です。
梅干しを美味しく食べるためのレシピ
梅干しの食べ方は本当に様々です。簡単なものから挙げていくと、
そのまま食べる
最も手軽に食べやすい食べ方です。
想像するだけでも唾液も出てきますので、時短でのアンチエイジング作用があります。
ご飯に混ぜて食べる
梅干しには食欲増進の作用があり、特に梅干しとご飯はベストマッチです。
梅干しとご飯の組み合わせでパロチンがでて血糖値の上昇も抑えてくれますから、体からしてみると健康面で一石二鳥なのです。
お湯割りにして食べる
梅干しを白湯の中に入れて少し砕いて食べる方法です。
白湯の暖かさが胃や腸の活動を活発にし梅の力で体の若返りを計ります。
お酒に入れて食べる
焼酎などのお酒に梅干しを入れて軽く砕いて飲むことで梅干しによる二日酔い防止などの効果があります。
梅酒を作る
梅干しではありませんが若い梅の実をお酒と一緒に漬けて時間を置くことで梅酒が完成します。
梅酒を作る際大量の角砂糖が必要になります。
そのため健康的なドリンクを作りたいなら砂糖を控えめにした梅酒がおすすめです。
炒めものと混ぜ、炒めて梅肉炒めにする
梅干しの果肉を切り刻み炒め物などと一緒に炒めることで美味しい梅肉炒めが出来上がります。
消化吸収も梅が促進してくれたり油の分解やお肉夜体の酸性を弱アルカリ性に戻してくれます。
きゅうりなどと一緒に漬物に使う
きゅうりや白菜、大根など梅干しと一緒に漬物に使うと漬けている間他の材料の防腐剤代わりになったり、他材料の漬物の食欲をそそります。
梅干しを積極的に摂ったほうが良いシーン
ジョギング後
ジョギングは体の中に大量の酸素を吸い入れます。
そのため酸化活動が活発になるのですが、そこで梅干しを食べて抗酸化作用を得られればジョギングによる体の負担を減らすことができます。
ストレスを感じたら
ストレスを感じたときにも梅干しはおすすめです。
梅干しに含まれる有機酸はカルシウムの吸収を促進する作用があります。
カルシウムはイライラ感の解消に効果的な栄養素で、梅干しとカルシウムを摂ることでストレスを溜めずに済みます。
また梅による酸っぱさでストレスがスッキリ晴れることもあります。
梅干しを食べる際の注意点
梅干しには非常に多くの塩分が使われています。
日本人の塩分摂取量の目安は1日あたり7〜8g程度とされています。
そのため一日何個も食べてしまうと梅干しの塩分による不整脈、高血圧などの症状が出てしまいます。
梅干しを適量食べる分には非常に健康に良いのですが、食べすぎるとこうした副作用もありますので食べすぎには注意しましょう。
もし一日3個とか4個食べたいなら減塩された梅干しを食べるようにしましょう。
梅干しは日本が誇るアンチエイジン作用の高い食べ物です。
そのため色々な食事にアレンジしていくと梅干し独特の酸っぱさでストレス解消、美肌効果などに期待ができます。