巷では「白髪が生えている人は薄毛にならない」といわれていますが、この記事ではその説が本当かどうかを医学的根拠をもとに解説していきます。
白髪が生えてきて安心している人、または白髪と薄毛の両方に悩んでいる方は是非この記事を参考にそれぞれの悩みの種を皆生tるしてください!
Contents
白髪があると薄毛にならない?
良く俗に言われる「白髪の人は薄毛にならない」。
それは本当なのか結論からいうと、はげることはあります。
ではなぜ白髪は薄毛にならないといわれているのでしょうか?
白髪でも薄毛になる
白髪と薄毛は原因が異なるため、同時に発症する可能性もあります。
なので白髪だからといって薄毛にならないわけではありません。
白髪と薄毛の原因については後ほど詳しく解説していきますが、髪の色は毛根の色素細胞で作られるメラニン色素の量で決定します。
その量がストレスや加齢でメラニン色素が作れなくなると白髪になります。
薄毛は毛穴周辺組織が衰えて髪の毛そのものが作られない状態を指すので、白髪とハゲに因果関係はあまりありません。
なぜ白髪で薄毛にならないと言われるのか
上記でも解説した通り、白髪の人が薄毛にならないという根拠は全くありません。
ではなぜこのようなことが言われているのかというと1つは黒髪の方が白髪に比べて薄毛が目立ちやすい、2つ目には薄毛にならなかった人が加齢により、白髪になったということが挙げられます。
上記の特徴を良く見ている人が多いことから、口伝によって広まった俗説として考えられます。
しかし医学的根拠鵜がありませんので、ある意味都市伝説や噂になっているだけなのかもしれません。
白髪の原因
白髪と薄毛は別の原因があると解説してきましたが、それぞれの原因を見ていきましょう
まずは白髪の原因からです。
髪色はメラニン色素の量によって変化しますので、何らかの原因によってメラニン色素の分いつがストップしてしまうと、白髪が生えてくる可能性が上がります。
その原因について詳しく解説していきます。
加齢
毛髪はメラノサイトという色素細胞の働きによって、黒髪が生えてきます。
白髪であれ黒上であれ、生まれたての産毛は皆白色です。
白髪として生まれた産毛は、髪の毛が伸びるにつれて色付け(日本人なら黒色)が行われます。
しかし加齢によってメラノサイトの機能が衰え、メラニン色素の量が減少することによって白髪になってしまいまうのです。
若い時は次の髪の毛が生えてくるときにメラニン色素の量も再生しますが、加齢とともに再生しないケースが増えてくるのです。
遺伝
両親のどちらかが白髪が多ければ、子にも遺伝的要素による影響を及ぼす可能性があります。
メラニン色素を生成するメラノサイトの働きには遺伝的要因も関係しており、メラニン色素が生成されにくい遺伝子だと、白髪になりやすいです。
ですが、大切なのは「白髪が生える」遺伝というわけではなく、「白髪が生えやすくなる」という遺伝ですので、必ずしも白髪になる訳ではありません。
白髪になりたくない方はしっかり対策を行えば、白髪を生やさずに過ごすこともできます。
ストレス
ストレスによって白髪が増えるというのはよく
聞いたことがあると思います。
ストレスをためすぎると血管が収縮し、血行不良になってしまいます。
血行不良になると白髪の抑制に必要な栄養素が頭皮の細胞まで届かなくなってしまいます。
また、ストレスによって交感神経が優位になり、皮脂の分泌が活発に。
その皮脂が空気に触れ酸化すると過酸化脂質になります。
過酸化脂質が増えるとメラノサイトの機能を抑制してしまいますので、結果的に白髪が増えてしまうのです。
薄毛の原因
続いて、薄毛の原因についてみていきましょう。
女性の薄毛の場合はFAGAの可能性があります。
FAGAとは女性特有の脱毛症で、男性に見られるAGAとの板原因で発症する可能性があります。
主にホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れによる血行不良が原因とされていますので、それぞれを詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
FAGA(女性男性型脱毛症)は女性ホルモンバランスの乱れによって、男性ホルモンの1種であるジヒドロテストステロン(DHT)が分泌されます。
人の髪の毛は生えては抜けを繰り返しす毛髪サイクルを経て、元気な髪の毛を維持しています。
このDHTによって正常な毛髪サイクルが阻害され、
本来なら元気な髪の毛が生えてくるはずが弱く細い髪の毛が生えてきてしまいます。
そうすることで抜け毛が頻繁に起こるようになり、徐々に薄毛が広がってしまうのです。
生活習慣の乱れ
髪の毛は頭皮にある毛乳頭というところから栄養素を補給して、元気にはやしています。
しかし生活習慣が乱れることにより、血行不良が起こると毛乳頭に十分な栄養素がいきわたらなくなってしまいます。
血行不良になってしまうのは、栄養バランスの取れていない食生活が続いていたり、睡眠不足などが影響を及ぼしてしまうのです。
特に脂っこい食事ばかり続けていると、毛穴周辺に皮脂が過剰分泌されますので、薄毛や白髪以外にもフケなどの頭皮トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
白髪と薄毛の両方を改善するために
もし白髪と薄毛の両方が気になってきた場合は、原因に合った対策を講じる必要があります。
白髪と薄毛には共通する原因もありますので、正しい対策をすれば両方とも改善できる可能性もあるのです。
主な対策としては「生活習慣の改善」「白髪染めの使用」「専門クリニックでの治療」です。
もし白髪と薄毛に両方に悩んでいる方は、自分に合った対策方法を選んで悩みを解決してください!
生活習慣の改善
白髪と薄毛に共通するのは、ホルモンバランスが乱れることによって、どちらも発症する可能性があるということです。
ホルモンバランスを整えるためには十分な睡眠や規則正しい生活、ストレスの軽減、栄養バランスの取れた食事などが必要です。
生活習慣が乱れがちな方は白髪と薄毛の両方に悩んでしまう可能性があるため、生活習慣を見直すことで改善できる可能性がありますので、該当する方は是正しましょう。
白髪染めを使う
白髪が目立っている場合は、白髪染めでカバーすることができます。
髪の絵を黒く染めることで白髪自体を見えなくしてしまうのです。
白髪染めには即効性がありますので、白髪が気になって仕方がない方にはおすすめです。
今では市販の白髪染めが安価で販売されていたり、美容室などでも白髪染め専門のメニューなどがありますので、手軽に白髪を隠すことができます。
白髪の量が少ない方は自分で染めるほうが、手軽で安く済みますが、あまりにも多い場合はプロの手で施してもらうことをおすすめします。
薄毛はクリニックで治療
薄毛治療専門クリニックでは、薄毛の進行度合いや症状によってその治療方法が異なります。
治療薬の服用で薄毛の進行を抑制したり発毛促進したりする投薬治療は、薄毛治療で最も利用されている方法です。
薄毛がすでに進行している場合でより高い発毛効果を期待している方は、頭皮に直接有効成分を注入する注入治療がおすすめです。
既に毛根が死んでいて薄毛になっている方は、毛根を移植して発毛する自毛植毛がおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では白髪と薄毛の関係性について解説してきました。
白髪が生えている人は薄毛にならないないといわれがちですが、実際はそんなことはありません。
むしろメカニズムが違うので白髪と薄毛を同時に引き起こす可能性も。
白髪で悩んでいる場合は、白髪染めなどをして対策していき、薄毛の場合はクリニックでの治療が必要です。