女性の薄毛

女性のヘアスタイルで薄毛?注意しないと危険な髪形もある

髪型を色々と工夫するのは楽しいものです。

ファッションとしても楽しみが増えていきますが、よく考えなければ薄毛になってしまう非常に高いリスクを抱えている場合があります。

特に同じ髪型を続けている人は、大きなリスクがあることに気がつかなければいけません。

同じような髪型が薄毛になるかもしれない

女性にとって髪型を変えるというのは、気分転換にもなりますし、ファッションの楽しみも広がっていきます。

気に入った髪型を続けるというのも、女性ではありがちなことです。

髪型を変えるだけでファッションも変わってしまい、自分が与える印象の違いも悩みのタネに繋がります。

普段の生活の中で楽だからといってしている髪型もあるでしょう。

それほど女性にとって髪型というものが、生活に対して影響のある大きな意味をもつのです。

その髪型が、薄毛になる原因を作っているとしたら、どのようなものにするのか考えていかなければいけません。

女性の薄毛の類型の一つに、牽引性脱毛症が開けられます。

他にもストレス性の脱毛症などもあり、これらが髪型と関連している部分があるのです。

自分が好きでやっている髪型なのにも関わらず、心配の元になってしまうようではいけません。

これから先もファッションを楽しんだり、生活の楽しさに変えていくためにも、髪型が与える影響を考えてみる必要があるのです。

特に女性だからこそ注意しなければいけない点がいくつも出てきます。

負担によって発生するけんせい脱毛症

髪型の中で、髪をしっかりと固定してしまうのは女性に多くみられます。

一般的な例で言えば、ポニーテールやお団子頭といったところは、かなり強く固定しているのが特徴です。

こうした髪型をしていると薄毛になると言われるのは、都市伝説レベルの話ではありません。

薄くなってしまうのも根拠があります。

このような髪型で薄くなってしまうのは、牽引性脱毛症です。

牽引性脱毛症とは、その名前の通り髪を引っ張り続けたことによって髪が抜けてしまうような状態を指します。

毛根から引っ張られて抜けてしまうため、ダメージを受け続けることになるのです。

その結果、毛乳頭は毛母細胞が衰える状態を作り出してしまい、そこから生えなくなってきます。

ポニーテールやお団子頭でよく起きる部分的な薄毛というのは、この牽引性脱毛症が原因です。

実際に血行も悪くなっており、栄養が行き渡らず髪自体も生えてこなくなってきます。

似たような状況に同じ髪型を続けていて薄くなるケースがあります。

例えば、分け目が薄くなってくるというのがあるでしょう。

ポニーテールやお団子頭ほど強い力をかけていなくても、同じ方向にとかし続けているだけで頭皮も毛根もダメージを受けていくからです。

負担が偏ってしまうことによる薄毛となりますが、さらに紫外線の問題も関わってきます。

髪があるからこそ頭皮を守ってくれていますが、分け目はどうしても日光にさらされるのです。

もちろん、髪で隠れている部分もダメージを受けていますが、より強いダメージを受けるため、薄毛になりやすい環境になっています。

皮脂の分泌のバランスも崩れてくるようになると、さらに薄毛が加速してしまうのです。

この負担は定期的に回復させて行かなければいけません。

ロングヘアの方はリスクが高いという問題もあります。

一見してみると髪はそこまで重いものとは思わないはずです。

ところが実際には、かなりの重さがかかっています。

思っている以上に引っ張られている状態で、ロングヘアの方が牽引性脱毛症になりやすい傾向があるのです。

さらにシャンプーの問題も、ロングヘアの方がリスクがあります。

綺麗に洗うことは大切ですが、シャンプーなどの洗い残しがついてしまっているケースが多く、ダメージを発生させてしまう場合があるのです。

生乾きになりやすい分だけ不衛生な状態になるというのも、ロングヘアの悩みどころになってしまいます。

頭皮環境が悪化しても、ロングヘアーの場合は隠れていて気がつかないというのも問題となるでしょう。

髪の負担はできるだけ軽減

大人よりも子供の方が牽引性脱毛症になりやすいという問題も抱えています。

頭皮の状態を見てみると、まだまだ成長の段階であり、刺激に対しても強くありません。

子供の頃からポニーテールなどをしていると、牽引性脱毛症が進んでしまう可能性が高くなります。

子供の場合には痛みをはっきりと伝えないこともあるでしょう。

髪型を我慢しなさいと言われてしまえば、そのまま続けてしまうケースも出てきます。

習い事で特定の髪型をしなければいけないというのも、子供達にとって大きな負担です。

ポニーテールにしなければいけないとなれば、痛みに我慢しても続けていきます。

頭皮が未熟な状態で引っ張られ続けるのですから、大人よりも牽引性脱毛症が進んでしまうケースが目立つのです。

育児に忙しくなると、髪型を気にしている暇がないと言う人も出てくるでしょう。

実際に生活に追われているとそこまで気にしている余裕がなくなります。

髪を簡単にまとめられるからといってポニーテールなどにしていると、どうしても薄毛になってしまいがちです。

産後の状態を見ても、薄毛になりやすいのは間違いありません。

ホルモンのバランスが崩れている状況で、産後脱毛と呼ばれる状態が起きる人が多いからです。

その中でポニーテールのような強く引っ張る髪型をしていると、どうしても抜け毛が増えてしまいます。

縛るのは簡単にできますが、負担が増えることを考えるとあまりいい髪型とは言えません。

仕事によっても髪型を作らなければいけない場合が出てくるでしょう。

接客業の場合には特に決められた髪型があったりします。

他の人よりも目立つような髪型を作るという場合もあるはずです。

髪を固めるためにスタイリング剤を使いますが、これも頭皮の負担になるのを忘れてはいけません。

汚れがたまりやすく頭皮の炎症を引き起こしやすいため、清潔な環境を作るようにするのがポイントです。

ファッションという面では、エクステンションもリスクがあるのを忘れてはいけません。

毛量を増やすことができる方法として注目されていますし、ファッション的にも簡単にアクセントをつけられるので利用している人も多いでしょう。

しかし、髪の毛に結びつけている状態は、牽引性脱毛症を起こしやすい状態です。

それだけ負担をかけているため、リスクを理解して利用しなければいけません。

シャンプーなどがしにくく、頭皮環境を悪化させやすい点にも注目しておく必要があります。

牽引性脱毛症を進めないために

牽引性脱毛症にならないようにするためには、同じ髪型を続けないのが大切です。

髪型を変えることによって頭皮にかかる負担を軽減できますし、回復するための時間を作れます。

原因となる髪型を止めるだけで、かなりの違いが出てくるのを感じられるでしょう。

ただし、長期にわたって牽引性脱毛症が進み、毛穴が閉じてしまうような状態まで来れば、簡単に回復させることができません。

軽度な状態から同じ髪型はしないように注意していく必要があります。

自分が薄くなったと感じてしまうと、それがストレスとなりさらなる薄毛を引き起こす可能性も否定できません。

どこかで不安を感じたら、すぐに髪型を変えるようにしてみましょう。

特にきつく縛るという状態は、髪に負担しか与えていないのです。

まとめ

ヘアスタイルをしっかりさせるのは大切なことです。

社会人としてもマナーの一つとして重要な意味を持ちますが、頭皮にもストレスをかけダメージを与えている事実を忘れないようにしましょう。

一つの髪型しかできないのであれば、休みの日は頭皮も休ませてあげるようにするだけで、負担の軽減につながります。