髪をセットしている時に、自分の分け目が薄い時がつくときがあります。
だんだんと薄くなってきたと感じた時には、進行している状態です。
徐々に効果が現れてきますが、早めに進行を食い止める方法をとっていかなければいけません。
分け目が目立ってしまう理由は
分け目が目立つ女性にはいくつかの原因が隠れています。
この原因から対処方法を見つけて行かなければいけません。
特に目立つ人が多いのは、いつも同じところから髪を分けている人です。
同じ場所、同じ方向に分け目を作ると、負担がかかるのは誰でも分かるでしょう。
本を常に同じところで広げているのと同じです。
常に同じところで広げていれば、そこにストレスが発生します。
髪がだんだんと耐えられなくなってき、やがて抜けていくようになるのです。
これと同じような状態で薄くなるのが牽引性脱毛症です。
同じ方向に強く力をかけ続けていると、髪が与えられなくなりやがて抜けていきます。
普段でも髪を強い力で引っ張れば、簡単に抜けるはずです。
毛根の耐える力よりも強い力が生じているため、抜けていきます。
長期間にわたって力をかけていると、毛根もだんだんと疲弊し力を失ってしまうのです。
いつでも同じ分け目のまま過ごしていると、目立つようになります。
ヘアアレンジにも言えることで、ポニーテールやお団子頭のような方法を常にとっていると、髪にかかるストレスはどんどんと増えるのです。
かなり強い力で引っ張られ続けるため、抜けてしまう傾向が強まります。
似たような状態として、エクステを使ったり、ドレッドやツイストのような力がかかり続けるヘアスタイルをしていると、分け目が薄くなるでしょう。
このような力は十分気を付けなければいけないのです。
紫外線による影響
力をかけるだけが頭皮の負担ではありません。
紫外線による劣化も、頭皮では起こります。
頭皮は髪に守られているように見えますが、全ての場所をカバーしているわけではありません。
特に分け目の部分は紫外線が直接当たりやすい場所であり、ダメージを受けてしまうケースが増えていきます。
肌に紫外線を浴びると日焼けしてしまうのは理解できるでしょう。
これと同じことが逃避でも起きています。
紫外線を浴びた結果炎症を起こすこともありますし、乾燥する原因にもつながるのです。
毛根などの細胞がダメージを受けるため、だんだん頭分け目が目立つようになります。
こうしたダメージは回復させるのが難しいため、だんだん蓄積された結果、かなり薄くなってしまうのです。
びまん性脱毛症で目立つわけ
女性特有の薄毛の症状として、びまん性脱毛症が知られています。
全体のボリュームが失われるようになり、頭皮が目立つ状態です。
原因も色々とありますが、ホルモンのバランスが崩れてしまったことにより、髪の力が失われてしまったのが大きな原因となります。
栄養のバランスの変化により、髪がうまく育たないというのもびまん性脱毛症のような状態を作り出す原因です。
原因はいろいろとありますが、髪の成長にはサイクルがあります。
発毛サイクルやヘアサイクルと呼ばれますが、どこかでつまづくようになると、抜け毛が目立つようになり髪の成長が遅れるのです。
やがて薄毛が目立つようになる大きな原因と言えるでしょう。
原因から見ても分かりますが、円形脱毛症などとは大きな違いを持っています。
全体的に薄くなっていくと、つむじ分け目の大部分でもボリュームが失われていきます。
ボリューム感がなく髪がペタッとくっついたような状態になれば、自然と分け目は目立つようになるでしょう。
髪の本数は同じだったとしても、ボリュームが失われてしまえばこのような状態に近づいていくのです。
分け目が目立たないようにするために
分け目が目立つ人は、普段から対処方法をとる必要があります。
進行を食い止めなければ、どんどん広がってしまうからです。
同じ所に力がかかるのが分け目が目立つ人の特徴とも言えるため、ヘアスタイルには十分に注意を払わなければいけません。
髪を引っ張るような髪型を続けていると、毛根にかかるストレスが大きくなりすぎるため、変えていく必要があるでしょう。
仮に分け目部分が目立ってしまっている状態で、同じように髪型を作らなければいけない場合には、分け目をジグザグにしてみるだけで違います。
見た目にも大きな違いが現れますし、同じところを引っ張らなくて済むため、ストレスが分散できるのです。
髪自体の重さでかかる力も分散させていくので、どうしても繰り返さなければいけない人は試してみる価値があります。
同じような髪型という点では、パーマやカラーリングも注意が必要です。
どちらも負担がかかりやすいため、時間を空けて施術しなければいけません。
パーマも負担が高い方法が多くなるので、分け目に力をかけないような方法を取ってもらう必要があるでしょう。
美容院で相談すれば、どのような方法がいいのか教えてくれるはずです。
紫外線対策も必要となります。
人間の体は皮膚だけが紫外線の影響を受けるわけではありません。
分け目になりやすい部分は、体の中でも高い位置にあるはずです。
それだけ遮るものもなく紫外線を受けるため、帽子をかぶり日傘をさすなどの対策は必須と言えるでしょう。
紫外線対策としては、専用のスプレーも販売されています。
肌につける日焼け止めと似ていますが、頭皮専用の紫外線対策用の商品となるため効率的に防御可能です。
これらのアイテムを一つずつ使うのではなく、組み合わせていくといいでしょう。
ダメージを回復して目立たなくする
ダメージを減らすのではなく、回復できるようにしていくのも、分け目を目立たなくするためには必要です。
進行を食い止めつつ、回復させていけば、確実に目立たないようにできるでしょう。
血行を良くすることが、髪の成長を手助けしてくれます。
血液が栄養を運んで来てくれるためですが、そのために必要なのが頭皮マッサージです。
固く締まってしまった頭皮をマッサージすると、血行を改善することができると共に、ストレスの発散にもつながっていきます。
栄養が行き渡りやすくなるだけではなく眼精疲労に対する効果も期待できるため、お風呂に入った時など温まった直後に行うと良いでしょう。
やり方は難しいものではなく、手を広げて頭を包み込むようにし、指の腹でも見上げるようにするだけで大丈夫です。
これを5分程度行えれば、十分マッサージになります。
育毛剤を使うというのも方法です。
髪を育てるための薬剤で、ダメージを受けた状態から回復させるにはぴったりの方法になるでしょう。
髪を生やすためのものではなく育てるためのものなので、マッサージで血行を改善させた後などに使うと効果的です。
女性専用のものが販売されているため、うまく活用すると分け目を少しでも目立たないように変えて行けます。
大事なこととして生活習慣も見直さなければいけません。
睡眠のリズムなどもしっかりと整えることが、進行を食い止めるのに役立ってくれます。
食生活などを見直しながら、栄養バランスを整えられるように変えていかなければいけません。
どんなにヘアケアをしたとしても、体の内部が不健康だと薄毛になる可能性が出てくるからです。
まとめ
分け目が目立つのにはさまざまな原因が隠れています。
薄くなってしまった状態がいきなり改善できることはないため、気がついた時には進行を食い止められるように、改善策を取って行かなければいけません。
年齢とともに訪れるびまん性脱毛症に対しても、少しでも対抗できる方法となるため、日頃の生活の中に取り入れていくといいでしょう。