女性の薄毛

秋は薄毛になる季節?その理由は◯◯が増えるから!?

実は夏の終わりから秋にかけては、一年中で最も髪が抜けやすく薄毛になるリスクが高いと言われているのをご存知でしょうか。

特に近年は、夏になると日本中で真夏日や猛暑日が何日も続くことが多く、心身ともに疲れ果ててしまったという方も多いでしょう。

そんな抜け毛が急激に増える秋には、薄毛を進行させないように生活習慣などを見直す必要があります。

そこで今回は、薄毛の引き金となる秋の抜け毛を減らすために、その原因や改善策について詳しく見ていきたいと思います。

秋に抜け毛が増える原因とは?

以下では、特に秋に抜け毛が増え薄毛になるリスクが高まる原因について、詳しく見ていきます。

自律神経の乱れ

自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。交感神経の働きが優位になると血管が収縮し、逆に副交感神経が優位になると血管が広がります。

ですから頭皮の血流をスムーズにして頭皮まで栄養素が届きやすくするためには、副交感神経が優位な状態が必要となります。

ところが夏バテやストレス、暑さからの睡眠不足などにより自律神経の働きが乱れると、交感神経が優位な状態が続くようになるため、頭皮の毛根へ髪の成長に必要な栄養素が行き渡らなくなり、抜け毛が増える引き金となってしまいます。

紫外線によるダメージ

紫外線は一年中地上に降り注いでいますが、最も強く頭皮や髪に影響を与えるのは、だいたい6月前後であると言われています。

さらに7月から8月にかけては、夏休みに海やプール、また旅行先などで長時間紫外線に当たる機会が増えるという方も多いでしょう。

さらに汗をかいたり海水やプールの塩素に髪がさらされたりすると、頭皮環境は悪化しやすくなり、抜け毛を増やし薄毛の原因ともなるためくれぐれも注意が必要です。
 

暑さによる体や頭皮への影響

夏に受けるダメージは紫外線ばかりではなく、夏バテなどによる食事の栄養の偏りや、冷たい飲み物や食べ物、またはエアコンの影響により頭皮が冷えたことにより起こる血行不良、さらに多く汗をかいたことで毛穴に汚れや皮脂が溜まり、頭皮環境が悪化したことなども挙げられます。

目の疲れが抜け毛の原因に?

実はパソコンやスマホなどの使用により目を酷使しないことも、抜け毛予防には重要であるということをご存知でしょうか。

眼の網膜の修復に使われているアミノ酸であるメチオニンは、髪を生成するために欠かせない栄養素のひとつでもあるため、目を使いすぎるとメチオニンがその修復のほうに多く使われてしまい、 その分髪への栄養素が不足してしまう可能性があります。

抜け毛を防ぎ薄毛を防ぐためにも、移動中の電車の中や就寝前などにはなるべく目を休めるようにして、 疲労を溜めないように普段から気をつけましょう。

加齢による抜け毛や薄毛の可能性も

髪の成長には女性ホルモンの増減が大きく関わっているため、年齢を重ねるとともにホルモンの分泌量が減少していくと、それに伴い髪の量にも変化が現れ抜け毛や薄毛、白髪が増えていきます。

秋の抜け毛を抑える方法とは?

以下では、夏バテなどの影響による秋の抜け毛を抑えるための方法について詳しく見ていきます。

栄養バランスの整った食事を取る

髪の成長にとって特に重要な栄養素は、たんぱく質、亜鉛や鉄などのミネラル、ビタミンCなどのビタミン類であるとされています。

特にたんぱく質とビタミンCには、亜鉛の吸収を高める効果もありますが、朝食を食べなかったり外食が多いなど不規則な食生活を続けていると、髪のに必要な栄養が不足してしまう可能性が高くなります。

たんぱく質は肉や魚類、卵、大豆製品や乳製品、亜鉛は牡蠣やレバー、ビタミンCをはじめとしたビタミン類は、緑黄色野菜やフルーツなどに多く含まれています。

抜け毛を防ぐためにも、これらのような髪に必要な栄養素を毎日意識的に食事から摂取するようにしましょう。

睡眠の質を上げる

就寝中の深い睡眠時、つまりノンレム睡眠時には、髪の成長に必要な成長ホルモンが多く分泌されます。

ぐっすりとよく眠り質のよい睡眠を得るためには、軽い運動をしたり、入浴は就寝する2~3時間前に済ませておく、また寝る前のアルコールやカフェインの摂取を控えることなどが大切です。

また、毎日最低でも6~8時間は睡眠を取るようにするのが理想的であると言えるでしょう。

ストレスを溜めない

ストレスが蓄積されると、交感神経が緊張して血管が収縮し、血流が悪くなります。

また眠りが浅くなるため、成長ホルモンの分泌量にも影響を及ぼします。

ですからできるだけリラックスできる時間を持つようにして、うまくストレスを解消するようにしましょう。

紫外線対策を行う

髪と頭皮を健康な状態に保つためには、夏場に紫外線をなるべく浴びないようにすることも重要です。

頭皮専用の日焼け止めを使ったり、帽子や日傘でできるだけ活用して紫外線をシャットアウトしましょう。

アミノ酸系など髪や頭皮に優しいシャンプーを使用する

ドラッグストアなとで販売されている合成界面活性剤が使用されているシャンプーは、洗浄力が強いため頭皮や髪に負担をかけてしまいます。

抜け毛が増え頭皮がデリケートな状態になっている秋には、肌と同じ弱酸性のアミノ酸系シャンプーで優しく洗うことをおすすめします。

適切な頻度で正しい方法でシャンプーする

過剰なシャンプーは、頭皮の乾燥の原因となり抜け毛や薄毛を招く可能性があるため注意が必要です。

また、頭皮に負担をかけないように、正しい方法でシャンプーすることも大切です。

シャンプーする際には、ぬるま湯で丁寧に予洗いしてから、シャンプー液をしっかり泡立てて、指の腹を使い丁寧に洗いましょう。

ぬるま湯のシャワーで十分にすすいだ後は、タオルドライをしてドライヤーで乾かします。

ドライヤーは熱風で頭皮にダメージを与えないように、30cm以上離して当てることが大切ですよ。

ヘアカラーやパーマはできるだけ控える

ヘアカラーやパーマは、頭皮に刺激を与え抜け毛が増える可能性があります。ですからできるだけカラーやパーマを控えることが大切です。

頭皮マッサージを行う

頭皮マッサージにより血行を促進することで、頭皮や髪に必要な栄養素が届きやすくなります。

特に頭皮が赤みを帯びている場合は、血行不良や老化が進行している可能性もあるため注意が必要です。

入浴中や睡眠前のリラックスした状態で、一日5分程度爪を立てないように指の腹で頭皮を揉むようにマッサージしましょう。

ただしあまり強くマッサージすると、かえって抜け毛を増やす原因となってしまうため、頭皮を優しく動かすように行うようにしましょう。

育毛剤を取り入れるのもひとつの方法

女性用の育毛剤には、薄毛や抜け毛に効果を発揮する海藻エキスなどの栄養素の他にも、頭皮の汚れを落としたり、発毛促進や頭皮を保湿できる商品も多く見られます。

特に血流促進効果の高い育毛剤をマッサージの際に使用すれば、さらに高い効果が期待できます。

まとめ

秋は元々抜け毛が増える季節とはいえ、夏の紫外線や汗などのダメージを受けた頭皮をそのままにしておくと、さらに抜け毛が増え薄毛につながる可能性もあるため、くれぐれも注意が必要です。

特に年齢を重ねてくると、ダメージから回復するのに時間がかかるため、ヘアケアが非常に重要となってきます。

もし赤みやかゆみなど、頭皮に何らかの異常見られる場合は、皮膚科を受診して医師の指示をあおぐ必要があるかもしれませんが、そうではない場合は生活習慣やシャンプーを見直すなどして、抜け毛を防ぐようにしていきましょう。