髪を解かすというのは、日常的に行われる動作です。
絡まってしまいがちな髪を解くためにもブラシが欠かせません。
ですが、どのようなものを使えばいいのか、薄毛対策という面も含めて考えてみる必要があるでしょう。
Contents
適切なものを選ぶこと
ブラシをかけると、髪や頭皮に対して様々な効果があることは知られてきました。
髪を解くために使われ、ヘアスタイルを整えるためだけではありません。
髪についたホコリや汚れも落とすことができるのです。
こうしたケアを繰り返していくことが、薄毛の対策になるのは間違いありません。
髪にとってデメリットになる存在を取り除けます。
ヘアブラシと言っても、現在は様々な種類の製品が販売されてきました。
素材もありますし形にも違いがあります。
全ての商品が髪に良いというわけではなく、適切なかたちを選んでいく必要があるのです。
髪にダメージを与えずツヤを出すものもありますし、負担を減らしてスタイリングが出来るかたちもあります。
悩みのタネになる部分ではありますが、適切なかたちを選んでいきましょう。
基本となるのはこれ
ヘアブラシの選び方で重要なポイントが目的に合った形を見つけることです。
目的を間違えてしまうとかたちも違い負担も増やしてしまいます。
よく使われているのがハーフブラシと呼ばれるかたちです。
半円状にブラシが付いているのが特徴で片側だけに集中しています。
緩やかなカーブが特徴で、頭の形に沿って使えるところが人気のポイントと言えるでしょう。
かたちもとてもシンプルですが、広がりがちな髪の毛をストレートにしやすいので人気です。
力を入れやすい形になっており、美容室でもよく使われています。
クッション性を高めるためにアーチの基礎部分にゴムを使ったり、エアクッションを作業しているものもあります。
このかたちだと、頭皮にも負担がかかりにくいため薄毛対策にもぴったりのかたちと言えるでしょう。
プラスチックでできたスケルトン
ハーフブラシに近いかたちですが、目が粗く作られており、クッションがないのがスケルトンブラシです。
スケルトンの名前の通り透けて見えている骨組みのかたちになっています。
目が粗いため髪が絡まりにくく自然なヘアスタイルにできると言えるでしょう。
選び方の基本ですが、目が粗くなればなるほど摩擦によるダメージは低くなります。
そのぶん絡まりにくくなるので使えるのです。
ハーフブラシはかなり目が細くなるため、髪が絡まって櫛が抜けにくいという人はスケルトンの方が向いています。
摩擦が少ないため負担が減るという点では薄毛対策に向いていると言い換えることができるでしょう。
しかし、ブラッシングという面では何度もかける場面も増えてくると、摩擦も必然的に増えてしまいます。
力が強い人には向いていますが、ハーフブラシを使った後に仕上げで使うといった使い分けも必要です。
スケルトンですのでクッション性がない点も、頭皮に直接力がかかるため注意する必要があります。
360度くるっとを使える
ハーフブラシがスケルトンブラシは片側だけにしか面がありませんが、360をついているのはロールブラシです。
くるくると使うことができるので、ふんわりとしたスタイリングを出す時に使い勝手に優れています。
360度をに広がっているためどこでも髪を捉えやすくなるため、ロングヘアの人には重宝するでしょう。
ストレートに伸ばしたいと思っている時には、根元からゆっくりと太いタイプを使って引っ張ってあげると簡単に伸びていきます。
逆にカールをつけたいという人は、細いほうを使うと違いが出てくるのです。
ここからもわかる通り、髪の負担を減らしたいと言うのであれば、太めを使ってゆっくりとブラッシングすると良いでしょう。
360度どこからでも使えることで負担も少なくできます。
クッション性がある
片面だけ面があるかたちでも、完全なクッションの上に取り付けられているクッションブラシは負担軽減にぴったりです。
ハーフブラシでもクッション性の高いものがありますが、曲面が少ないためにまっすぐ使うのに向いているかたちと言えます。
ボリュームのある方にはちょうど良いかたちであり、柔らかいものであれば頭皮マッサージの効果も得られるというのは一石二鳥になるでしょう。
力を入れずに済むという面もメリットで、髪をまとめて艶出ししやすいかたちです。
さらに柔らかく作られているパドルブラシもあります。
こちらは完全に頭皮マッサージを意識したものであり、抜け毛予防や育毛を考えて使っている人の多いかたちです。
女性でも使い勝手に潰れる形となっているため、薄毛対策で一本用意しておくのも良いでしょう。
ブラシ自体の素材も選ぶ
かたちも大切ですがブラシの目の素材も選ばなければいけません。
ナイロン製のものが主に出回っていますが、吸水性が高いため乾かす時には便利なものの、絡まりやすくなります。
髪が絡まればそれだけ摩擦が生まれ傷めてしまうことも出てきますし、抜け毛の原因を作り出すもとになる場合もあるのです。
髪が広がってしまいがちなのもナイロン製の欠点です。
髪のボリュームを抑えたい人には、木で作られたものやイノシシの毛がいいでしょう。
弾力性があるだけではなく、目がしっかりしているので、髪を解かしやすくなります。
どちらも適度な油分を持っているため、静電気防止に役立ちダメージも少なくて済む性質がポイントです。
日本でよく使われてきたつげの櫛も同じ理由で有効なものとなるでしょう。
だからといって素早くとかしてしまったりすれば余計な力がかかるため、ゆっくりと使うのが大切です。
高級素材の豚の毛も素材で重要になります。
髪の負担を抑えられる素材であり、適度な油分が髪にツヤをもたらしてくれるのです。
かなり高価ですが、髪質が細い人には特に有効性の高い素材になります。
目がかなり細かくなるため、髪が太い人には向きません。
同じ豚の毛でも混合してありもっと柔らかい素材のものをも販売されていますので、こちらを選んで使うほうがいいでしょう。
髪のツヤ出しにはピッタリですし、摩擦も抑えてくれます。
かけ方にも注意が必要
プラスの種類を選ぶのはとても大切です。
自分の髪質にあったものを見つければ、それだけの負担の軽減につながるからです。
艶が出しつつ、頭皮にかかるダメージも減らせます。
問題は使い方でもあり、無理に引っ張ると頭皮がダメージを受けてしまうのです。
ゆっくりととかしていく必要がありますが、普段からブラッシングしていないと髪が絡まってしまいます。
できるだけゆっくりと解くのを意識してかけてあげて、次からは定期的にかけていきましょう。
濡れた髪にをかける場合にはさらに注意が必要です。
髪が弱った状態で通せば、それだけ傷みが出てしまいます。
軽く乾かしてからでも遅くはありませんので、順番を間違えないようにしましょう。
毛先から逆にブラッシングするのもいけません。
髪の表面にはキューティクルが並んでいますが、魚のうろこ状に順番に重なっています。
逆にかけてしまうと、逆立ててしまい髪を傷めますので注意が必要です。
まとめ
薄毛対策には選択が重要な意味を持ちます。
素材による違いもありますし髪質に合わせたものを選ぶ必要も出てきます。
使い方も誤った方法をとらないだけで負担が減らせますので、将来の髪の状況を考えてもしっかりと選択する必要があるのです。